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統計から見えてきた京都のインバウンド対策と旅行客の特徴

2018.07.19

統計から見えてきた京都のインバウンド対策と旅行客の特徴

    目次

  1. ● 2016年の訪日外国人京都府宿泊者数
  2. ● 京都市の国別宿泊外国人割合
  3. ● 京都市外国人宿泊客数と訪日外国人宿泊客数の比較
  4. ● 京都市での訪日外国人の観光消費額
  5. ● 京都来訪前後での見たい・したいことの変化
  6. ● 京都市来訪の情報源と到着後の情報源
  7. ● 京都市の外国人観光客の土産品
  8. ● 京都市の外国人観光客の満足度
  9. ● 京都市の外国人観光客の残念度
  10. ● まとめ

世界中の観光客から根強い人気がある歴史的文化都市・京都においても、東京オリンピック・パラリンピック競技大会の開催に向けて、今後更なる外国人旅行者の増加をめざしています。インバウンド対策に取り組むヒントとして、今回は、京都観光総合調査結果の統計をもとに、観光に関する現状や外国人旅行客の特徴について解説したいと思います。

● 2016年の訪日外国人京都府宿泊者数

2016年京都府外国人s宿泊者数(人) http://www.pref.kyoto.jp/tokei/monthly/tokeikyoto/tk2017/tktokushu201709b.pdf

2016年の訪日外国人京都府宿泊者数は3,256,611人です。2015年と比較では1.3%増加しています。増加率としては微増ですが、平成 28 年観光入込客数及び観光消費額調査結果概要によると、4年連続で前年の宿泊者数を上回り、過去最高を記録しています。

● 京都市の国別宿泊外国人割合

国別外国人宿泊人数http://kanko.city.kyoto.lg.jp/chosa/image/kanko_chosa28.pdf

2015年の外国人宿泊客数を比較すると、アジア方面では台湾は13.7%減少しているのに対し、中国が13.5%、韓国が24.9%増加、欧米ではドイツが22%、フランスが16.5%と高い増加率を見せています。台湾とオーストラリア以外の国は、全体的に増加傾向にあることがわかります。

● 京都市外国人宿泊客数と訪日外国人宿泊客数の比較

京都市外国人日外国人宿泊客のエリア別割合(%) 訪日外国人宿泊客のエリア別割合(%)http://kanko.city.kyoto.lg.jp/chosa/image/kanko_chosa28.pdf

2015年の京都市の外国人宿泊客数と訪日外国人の宿泊客数を比較すると、どちらもアジアからの宿泊客が50%を超えています。次いで訪日外国人は、その他・不明が10.3%、欧州が7.6%と続くのに対して、京都市は、欧州が17.5%、北米が11.8%と欧米からの宿泊客であることがわかります。つまり割合から見て、京都はそのほかの観光地よりも欧米からの観光客人気が高いように見えます。

● 京都市での訪日外国人の観光消費額

観光消費単価 外国人一人当たりの平均金額(円)http://kanko.city.kyoto.lg.jp/chosa/image/kanko_chosa28.pdf

京都市での訪日外国人の観光消費額の合計は、台湾が149,438円、次いで北米が143,850円で、北米からの訪問客は、それぞれの費用に平均的に消費しています。
宿泊代は、台湾が58,290円、次いで欧州が51,358円で、欧州からの訪問客は、宿泊代に一番消費していることがわかります。
買い物代は、台湾が44,251円、次いで東南アジアが38,345円で、東南アジアからの訪問客は、買い物代に一番消費していることがわかりました。

● 京都来訪前後での見たい・したいことの変化

全体的に来訪前では寺院・神社などの訪問が88%であったのに対し、次回来訪時の希望では43.3%に、また伝統文化鑑賞が53.4%であったのに対し、次回の希望では26.7%に減少しています。
逆に次回来訪時の希望で多かったものは、桜や紅葉などの自然鑑賞で57.7%、祭りが42.5%、温泉が41.9%の回答でした。
国や地域別にみると、オセアニアの来訪前では、ショッピングが9.3%であったのに対し、次回の希望では、21.6%に増加。来訪前の博物館・美術館では、台湾が8.4%、韓国が2.1%、香港が5.7%であったのに対し、次回の希望では、台湾が16.4%、韓国が7.2%、香港が15.2%と増加しています。

● 京都市来訪の情報源と到着後の情報源

平成28年京都観光総合調査(P56)から京都市来訪前後の情報源を比較を見ると、来訪前の情報源は、身近な口コミなど家族や友人からが圧倒的多数を占めています。また来訪の動機は、テレビや映画などの影響が大きいことがわかります。
一方、来訪後の情報源は、旅行ガイドブックをはじめパンフレットやチラシなどの紙媒体、SNSや口コミサイト、ブログ、公式ウェブサイトなどのインターネット経由からが多数を占めています。また、観光案内所や添乗員・ツアーガイドなど現地の人々からの影響もややあることがわかりました。

● 京都市の外国人観光客の土産品

土産品(複数回答) http://kanko.city.kyoto.lg.jp/chosa/image/kanko_chosa28.pdf

国別の土産品の特徴として、台湾、中国、オセアニアは、菓子が圧倒的多数を占めています。また中国は化粧品が50%を、台湾は、薬・サプリメントが50%を、香港は、洋服やカバン・靴が50%を占めています。北米は、食料品と雑貨がやや多く、次いで洋服やカバン・靴、菓子、お茶が挙げられます。欧州と東南アジアは、洋服やカバン・靴がやや多いほかは、ほぼ平均的に購入していることがわかりました。

● 京都市の外国人観光客の満足度

京都市の外国人観光客の満足度http://kanko.city.kyoto.lg.jp/chosa/image/kanko_chosa28.pdf

訪日外国人の満足度調査によると、「街の清潔さ」「治安」「寺院・神社、名所・旧跡」「自然・風景」「伝統文化」の満足度が高いことがわかります。一方、満足が低く経験していないと回答されたものでは、「ナイトライフ」「美術館・博物館」「ショッピング」「WiFi接続環境」が挙げられます。
また「観光案内所での情報提供」については、満足度は41.2%でありながらも19.2%の人が、満足が低く経験していないと回答されていることがわかりました。利用してもらえれば満足度は高いものの、利用に至らない層があるようです。

● 京都市の外国人観光客の残念度

京都市の外国人観光客の残念度http://kanko.city.kyoto.lg.jp/chosa/image/kanko_chosa28.pdf

訪日外国人の残念度として、24.2%の人が「時間が足りずに行きたい所を回れなかった」と回答していることがわかりました。これは観光情報やモデルルートなどの情報を事前に入手できていないことが考えられます。
次いで「英語を話せる人が少ない」「英語の表示が少ない」など英語に関する案内や標識に対する残念度が高くなっており、前年からほぼ解消されていないことがわかります。
他には「公共交通機関が混雑している」が増加。また「ベジタリアン用のメニューがない」など食事の多様性への対応、精進料理など独自の文化の周知など多角的な対応が求められていることがわかります。

● まとめ

今回は、京都観光総合調査の結果から、主に京都市における外国人旅行客の特徴について解説してきました。京都は歴史的建造物などの観光施設が至るところに数多くあるため、今後はその案内や標識の言語に対する不満を取り除くことが重要と考えられます。
多様な国や地域から訪れる外国人旅行者に対して、言葉の壁を取り除き快適な旅行体験を提供するためには、費用面で外国語対策は難しいと諦める前に、低価格で英語のみならず多言語に対応したクラウド通訳の導入を検討してみてはいかがでしょうか。より多くのリピーターや新しい旅行者の誘致の切り札になるかもしれません。

(上記掲載の内容は、掲載日時点のものです。あらかじめご了承ください。)

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