2019年 プレスリリース

株式会社オプテージ（以下オプテージ、代表取締役社長：荒木 誠／本社：大阪市中央区）とK4 Digital株式会社（以下K4 Digital、代表取締役社長：篠原 伸生／本社：大阪市北区）は、AIを活用した「停電情報自動応答システム」を開発し、関西電力株式会社（以下関西電力）向けに提供いたします。

関西電力では、昨年発生した台風21号襲来の際に、広範囲かつ長時間にわたる停電が発生し、コールセンターの受付能力を超える申し出があり長時間にわたって電話がつながりにくい状態となりました。

そこで、両社はコールセンター以外の受付機能の強化としてAIを活用した「停電情報自動応答システム」を開発しました。K4 Digitalはシステム開発の初期段階において、通話音声から住所データを解析・抽出し、停電情報との照合によって自動音声で応答するAI技術を検証。オプテージはそのAI技術をもとに運用を行うためのシステムをクラウド上のセキュアな専用環境下に構築し、お客さまとシステムをつなぐ専用の電話回線を構築しました。

このサービスにより、関西電力はお客さまからの問い合わせに対して、AIによる音声認識技術によって、居住地域の停電情報や復旧の見通しを自動音声で応答することが出来、電話がつながらない状況の解消とスムーズなお客さま応答が可能となります。また、オペレーターの負荷軽減にもつながります。

◆「停電情報自動応答システム」の概要

お客さまが電話で申し出た住所をAIによる音声認識技術によって、その地域の停電情報や復旧見通しを自動音声にて応答するシステム

オプテージは今回の知見と実績をもとに、他電力会社への展開を図るとともに、K4 Digitalとの連携によるデジタル技術によって新たなお客さま接点を創造してまいります。