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#03 ビジネス、暮らしを変える「ローカル5G」が始動!

未来を担う
新規プロジェクトに参入

現在、オプテージが専門のプロジェクトチームを立ち上げ、事業化に向けて取り組む「ローカル5G」は、将来的に同社の大きな柱となり得るポテンシャルを持ったプロジェクトだ。
超高度情報社会の到来に向けて、近年、超高速・超遅延・多数同時接続の通信が可能となる第5世代移動通信システム「5G」が注目されている。「ローカル5G」とは、企業や自治体の敷地内・建物内で5Gの主要性能を活用できる自営ネットワークシステムである。専有の電波を使用するため、前述の5Gの主要性能に加え、高度なセキュリティの確保、外部の影響を受けない安定性、利用者のニーズに応じたシステムを構築できる柔軟性というメリットがある。また、「ローカル5G」は免許制で、携帯キャリアの取得が認められないことも大きな特徴だ。そこには地域の企業や自治体が活用しやすくすることで、早期に5Gを定着させたいという国の方針がある。

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チャンスと使命、そして勝算あり

「情報通信サービスを提供するオプテージにとって、「ローカル5G」は必然的に取り組まなければならない案件でした」と、プロジェクトチーム内で技術面を統括する段野は話す。それは新しい技術に対応するためだけでなく、当社の法人向けサービスを利用されるお客さまの多くがよりハイスペックなものを必要とされていることから、「ローカル5G」を導入することでさまざまなビジネスソリューションにつながるためでもある。
「当社では、自社保有の光ファイバーによる専用線サービスやVPNサービスを組み合わせることで、お客さまのニーズにきめ細かく対応したシステムをつくることが可能です。そして、24時間365日ネットワーク監視ができるという強みがあるので、他社との差別化を図れると考えています」と段野は話す。
こうして2019年2月、段野を含む技術部門のメンバーを中心に、営業、経営企画のメンバーを加えたプロジェクトチームが結成された。

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チーム内に留まらない連携体制をつくる

開発といっても技術的な取り組みだけでなく、総務省をはじめとする官公庁への申請や説明、あるいは企業や自治体などのお客さまへの訴求など、業務内容は多岐に渡る。特に「ローカル5G」は国としても新しい取り組みであり、世界的にみても珍しい制度であるため、すべてが手探りという状態。「こうした状況では、情報収集・分析が重要です。法規制に関してはもちろんのこと、他社の動向なども見ながら、自社サービスの品質や訴求力の向上につなげるよう努めています」(段野)。
そのひとつが勉強会の開催。大学で電子通信工学を専攻し、オプテージ入社後はネットワーク計画チームに所属していた段野が中心となり、情報共有や意見交換などが行われている。技術面に関してはすでに基本的な機能は使える状態で、今後はさまざまな環境に対応するためのテストを行う段階だという。さらに、経営企画や総務、資材調達など他部署との連携も強化し、これから明確になってくるガイドラインに対して迅速・適切に対応できる体制も整った。

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ラボを開設し実証実験を開始!

プロジェクトチームは2019年度中をめどに、オプテージビル内にテストやデモストレーションを行うラボを開設。ラボでは「ローカル5G」で使用する周波数帯のシステムを構築し、お客さまやパートナーさまが知識習得や従来の無線通信との違いを確認できるようにする。同時に商品として販売するために適した価格になるよう、コストダウンに向けた取り組みも行っていく。そして2020年度にはお客さまの施設内での実証実験を開始し、より細かな調整や精度アップを図っていく予定だ。
「“山あり谷あり”という言葉がありますが、「ローカル5G」の開発は山ばかりです」と段野は笑う。それは苦労が多いということではなく、新しいチャレンジの連続という意味だ。また、最先端の技術の開発に携わる楽しさも感じているという。「山を登りきってサービス開始となったとき、最高の景色を見ることができるよう、今はできる限りのことをするつもりです」と、段野は今後の意気込みを話す。
「ローカル5G」が実用化されるのは、今のところ2021年あるいは2022年と考えられている。製造や物流をはじめ、遠隔医療・教育など、業界を問わない多様なフィールドで活用されることが期待されている。

このプロジェクトのチームマネージャー

移動通信システムにおいて10年に1度の進化と言われる5G化の進展は、昨年4月の事業再編によりワンストップソリューションの体制が整った当社にとって、さらなる事業領域の拡大が期待される大きな機会と捉えています。特に、企業向けビジネスにおいては、ローカル5Gを活用した新たなサービスやソリューションを提供することにより、お客さま企業の業務課題を解決するだけでなく、無線技術をフル活用して働き方改革や業務効率化に直結することが期待されています。
そのため、当プロジェクトチームにおいては、お客さま課題を的確に把握するのはもちろんのこと、これまでの固定通信事業で培ったネットワークスキルを活かしつつ、無線技術に関する知見・ノウハウの蓄積に努め、これらを社内で浸透させることで組織力の向上を図ることが求められています。
段野さんには既にその中心的役割を担っていただいており、無線知識の社内共有に留まらず、社外関係者との良好な関係構築により視野を広げ、5G事業化に向けた課題形成・課題解決力を高めることができています。当社5G事業の成功には段野さんの本取り組みは欠かせませんので、今後も積極的に進められることを期待しています。

経営戦略部 5G 事業化推進プロジェクトT
チームマネージャー
白野 綾介

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