導入の成果としては通信費のコスト削減、業務のIT化とともに、各拠点のネットワーク化が挙げられます。これまで通信回線を含めバラバラだった各拠点が『インターネットオフィス』『光電話オフィス』の導入で一本の回線でつながりました。しかも通話料は無料。拠点同士のコミュニケーションがさらに密になりました。今ではIP電話の独特の発信音に安心感を感じる、という声もあるほどです。効率アップだけにとどまらないうれしい効果といえますね。
株式会社井筒八ッ橋本舗 様
創業二百年の京の老舗が『光電話オフィス』を突破口に挑んだIT革命
- 課題
- 業務効率化 / コスト削減
- 業種
- 製造
- 従業員規模
- 101名~500名
- 導入サービス
- インターネットオフィス / 光電話オフィス
京都と滋賀に多数の拠点を持つ株式会社井筒八ッ橋本舗。
光ファイバーの導入にあたって、ケイ・オプティコムをパートナーに選んだ背景には江戸時代からの「のれん」を守り続ける老舗ならではの事情があった。
『光電話オフィス』の導入から始まった老舗企業のIT構築事例をレポートする。
サービス導入レポート
システムの見直しがITへの扉を開く
創業1805年。二世紀以上もの歴史を誇る株式会社井筒八ッ橋本舗が、光ファイバー導入の検討を始めたのは2003年のことだった。「光ファイバーは魅力的でしたが、当時の我が社のトラフィックを考えると割高でした。それに、当時のIP電話では『050』から始まる電話番号しか使えないというデメリットがありました」と、販売開発室の津田陽輔氏は語る。半世紀以上親しまれてきた電話番号を変えることなど許されない。導入が見送られた背景にはそんな老舗ならではの事情があった。
そして2006年、井筒八ッ橋本舗は電話交換機のリース終了というタイミングを迎える。新システム導入にあたって再度、光ファイバー導入が検討された。本社と営業部で別々にADSLを組むなど、かなり非効率な通信の現状があったものの、そこは江戸時代から続く老舗企業。社員の間には極度のコンピューターアレルギーもあれば“表計算ソフトを使うよりも手で計算するのが美徳”というような意識もあり、IT化を急ぐ空気はなかったという。
しかし今回は通信コスト削減という分かりやすいメリットからIP電話の導入が浮上。ついに『インターネットオフィス』の導入が決定した。
通信費のコスト削減とともに社内のIT化が加速
当時そのエリアでは、IP電話でも番号が変わらないサービスを行っていたのはケイ・オプティコムだけ。「電話番号を変えないことが第一条件。だからケイ・オプティコムさん以外には考えられませんでした」と、津田氏。プロバイダーと別途契約する必要がないことも大きなメリットだったという。そして2006年5月に『光電話オフィス』をトラフィックの多い本社、祇園本店、追分店の3カ所に導入。老舗の中枢部にブロードバンド環境が整った。すると社員の意識も一気に変わったという。通信効率のアップがすなわち業務効率のアップにつながったのだ。「例えば店頭に掲示するPOP類。それまでは本社で出力して、社内便で拠点に送って、拠点からルート便で送って…と配布に何日もかかっていたものが、データ送信によって配布も訂正も瞬時に行えるようになりました」と、津田氏はその一例を語る。
フォローを続けていたケイ・オプティコム通信サービス営業本部の北林和也は津田氏の意向を受け、さらに快適なネットワーク環境を構築するため、翌6月にはゲートウェイを増設。「電話回線を倍に増やし、加速するIT化に対応しました」と、振り返る。
ITの「これから」についてサポートに期待
「ブロードバンド環境が整ったとはいえ、まだまだインフラ整備の第一歩を踏み出したばかり」と、笑う津田氏。さらなるIT化に意欲的だ。時代の風潮に流されることなく、緻密なコスト計算のもと光ファイバー導入のタイミングを推し量って来た井筒八ッ橋本舗。そして満を持して迎えた『インターネットオフィス』の導入。ケイ・オプティコム通信サービス営業本部の岡崎五輪男は「まずご要望に100%お応えすることを目標にご提案を重ねました。そして今、歴史ある井筒八ッ橋本舗様のパートナーに選ばれていることをとても光栄に思います」と、胸を張る。きめ細やかなサポートにも大変満足している、と言葉を続ける津田氏とも確かなパートナーシップが生まれているようだ。今後もケイ・オプティコムに寄せられる期待は大きい。
ネットワーク構成
お客さまプロフィール
- 株式会社井筒八ッ橋本舗
- 京都市右京区嵯峨野清水町15
- TEL:075-861-2121
- http://www.yatsuhashi.co.jp/
江戸時代の文化2年(1805年)創業の「株式会社井筒八ッ橋本舗」。伝統の京銘菓「井筒八ッ橋」の製造販売を200年以上にもわたって手掛ける業界屈指の老舗である。昭和22年には他社に先駆けてつぶあん入り生八ッ橋を販売。TVCMでもおなじみの「夕子」は、地元京都はもちろん日本全国で愛される生八ッ橋のトップブランドに成長。現在8つの直営店舗のほか主要観光地、有名百貨店への出店など多数の販売拠点を展開し、京都と滋賀に3つの製造工場が稼動している。
- お客さまの声
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光ファイバーで全社に一体感が生まれました。
株式会社 井筒八ッ橋本舗
販売開発室 主任
津田 陽輔氏
サービス名、会社名等は、各社の商標または登録商標です。
掲載内容は2009年6月時点のものです。
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