株式会社コープムービング 様

生活共同組合コープこうべの商品を専属で配送することを目的に設立された株式会社コープムービング。兵庫県神戸市の本社を起点に、阪神間に広がる6つの拠点（配送センターなど）で、商品の荷受けから仕分け、配送までの物流業務をトータルに担っている。扱う商品は生鮮食料品から日用品まで年間約16万種類。それらを生協各店舗や生協組合員の個人宅まで配送している。「私たちがいちばん大切にしているのは、お客さまの満足です。それを実現するために取り組んでいるのが品質保証。”定められた時間”と”定められた場所”に”正しい状態の商品”を”丁寧にお届けする”。この物流企業として当たり前のことを100％のレベルで実現するため、入出荷時の日付管理や商品の温度点検などに徹底して取り組んでいます」と、株式会社コープムービング取締役管理本部長の前川伊知郎氏は語る。
しかしコープムービングでは物流管理を支える通信ネットワークに課題があった。増加し続ける物流管理業務に既存の通信回線では対応できなくなってきたのだ。顧客の信頼に応え続けるには、膨大な物流情報に耐えうる大容量で高速、そして安定した回線への切り替えが急務だった。

そこでケイ・オプティコムが提案したのが『IP-VPN』。回線速度を256kbpsから1Gbpsまで幅広く設定でき、さまざまなニーズにも対応可能。しかも閉域網のサービスであるためセキュリティも万全。SLA（サービス品質保証制度）で稼働率99.99％を保証し、高い信頼性を誇るサービスだ。
「コープムービング様は本社と各拠点をネットワークで結び、本社に設置されているサーバで各拠点から送られてくる配車、入出荷、在庫情報などのデータを集中管理されています。このネットワークにはパフォーマンス、セキュリティ、コストのバランスで『IP-VPN』が最適と考えました。そこで24時間365日リアルタイムの情報が集まる本社には、稼働率99.99％を保証する20Mbps帯域確保タイプを。大容量で高速な通信が求められる各拠点には、リーズナブルでありながら高いパフォーマンスを誇る100Mbpsベストエフォートタイプを、用途に合わせてベストミックスな内容でご提案しました」と、ケイ・オプティコム通信サービス営業本部の藤原孝則は提案内容を説明する。光ファイバー回線の導入により、リアルタイムでの物流管理が可能になり、配送ミスなど荷扱いの問題を大幅に改善。また運送実態の把握も容易になり、社内業務の効率化を実現できたという。

「他社の類似サービスも合わせて検討する中で、特にケイ・オプティコムさんのご提案は、料金形態の明快さと安全面でのフォロー体制で好印象を受けました。また、営業担当者さん、技術担当者さんの知識レベルが非常に高く、システムについて分かりやすくご説明いただいたので、安心してお任せすることができました」と、前川氏は導入の決め手を語る。
今後コープムービングでは、回線の帯域に余裕ができたため、拠点間通話が無料になる『光電話オフィス』の導入も予定しているという。「コスト面のメリットはもちろん、社内のコミュニケーション密度が高まるので、さまざまな業務に好影響がもたらされることを期待しています」と、前川氏は言葉を続けた。
卓越した業務品質で市場の評価も高いコープムービング。ケイ・オプティコムは通信のパートナーキャリアとして、その物流管理システムを力強くバックアップしている。