関西電力株式会社 様
関西電力株式会社が提供する「K-DXソリューション」のIoTプラットフォームをAWSで構築。膨大なデータの分析・可視化をスピーディに実現する生産性向上ソリューションをサポート
- 課題
- データ分析・可視化、顧客満足度向上
- 業種
- 電気事業、熱供給事業、電気通信事業、ガス供給事業 等
- 従業員規模
- 1,001名以上
- 導入サービス
- アプリケーション開発、AWS
サービス導入レポート
背景
同社では、製造業のお客さまの生産性向上とコストダウンを目的とし、IoTやAI、BIなどのデジタル技術を活用することで、生産設備等の生きたデータを活用した分析を通じ、生産性向上に資する『気づき』を提供する「産業エネルギーマネジメントサービス(現在: K-DXソリューション)」の構築を検討していた。
課題
システム化に向けては、IoTでのデータ収集、AIでの予測・判断、BIでの見える化の3つの観点から検討を進めていたが、中でも、IoTプラットフォームについて以下の課題を抱えていた。
- 電流・温度・生産量など設備から取得される膨大なデータを処理するプラットフォームの構築
- お客さまからもリアルタイムで確認できるデータの可視化
オプテージを選定した理由
豊富な開発・運用実績による信頼に加え、同社向けに各種システムの提供実績があるオプテージに開発を依頼。
オプテージではIoTプラットフォームの基盤選定にあたり、今後の急速なデータ需要拡大を考慮し、柔軟でスケーリング可能なクラウドサービスを選択。中でも、多くの企業や組織で利用されており参考情報や技術力の高いエンジニアが多く、お客さまが期待するシステムを短期間で開発することが可能なアマゾン ウェブ サービス(AWS)を選定した。
また、データ分析基盤として、インタラクティブで大量のデータや複雑なクエリ処理が可能なAmazon Athenaを、データの可視化にあたっては、グラフィカルなインターフェイスでの分析が可能なBIツールのTableauを採用。最新技術を活用したシステムにより、高速でグラフィカルなデータ分析・可視化基盤の構築を実現することで、上記課題を解決。
成果
同社は、本システムを活用し、お客さまに代わり設備の稼働状況のデータ分析・レポートの提供が可能となった。
お客さまの各工程ごとの時間単位での稼働状況データの見える化や分析を行うことで、エネルギー消費量のバラツキや設備の想定外の停止、待機エネルギーロスといったこれまで見えていなかった現場の稼働状況が把握できるようになり、⽣産原単位(⽣産量/経費※1)に影響している潜在的な課題の発⾒につながる『気づき』をお客さまに提供することが可能となった。
同社の専門的なエネルギーコンサルノウハウとIoT・AI・BIツールを融合した分析を実施することで、お客さまの生産性向上に向けた課題解決を力強く支援できるソリューションサービスの実現に繋がった。
(※1) エネルギーコスト、人件費等
オプテージのクラウドビジネスへの取り組み
テレワークの普及やBCP対策、DXの推進など、ビジネス環境が大きく変化する中、オプテージはお客さまの課題に寄り添ったサービスをタイムリーに提供するため、パブリッククラウドの活用を積極的に推進している。
お客さまプロフィール
- 関西電力株式会社
- 大阪市北区中之島3丁目6番16号
- https://www.kepco.co.jp/
1951年の設立から長きにわたり関西のエネルギーを支える同社は、エネルギー新時代において、さまざまな社会インフラ・サービスを提供するプラットフォームの担い手として新たな価値の創造に常に挑んでいる。
「ゼロカーボンへの挑戦」、「サービス・プロバイダーへの転換」、「強靭な企業体質への改革」に全力で取り組み、お客さまと社会のお役に立ち続け、持続可能な社会の実現を目指している。
サービス名、会社名等は、各社の商標または登録商標です。
掲載内容は2023年6月時点のものです。
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