株式会社関電エネルギーソリューション 様
オフィスビルや大規模店舗や工場等に向けた空調制御サービスを提供
10~20%の空調使用電力量削減を実現。
- 課題
- 空調室外機の自動制御・省エネ、顧客満足度向上
- 業種
- 電気・ガス・水道・熱供給業
- 従業員規模
- 501名~1,000名
- 導入サービス
- アプリケーション開発、AWS
サービス導入レポート
背景
同社を含む関西電力グループは、「ゼロカーボンエネルギーのリーディングカンパニー」としてお客さまや社会のゼロカーボン化に向けた取り組みを進めている。同社は取り組みの一つである、空調室外機の制御を通じてCO₂排出量削減を実現するサービス「おまか Save-Air®」の提供にあたり、空調室外機とのデータ送受信(制御)を行う仕組みが必要であり、システムの開発を検討していた。
課題
同社ではサービスの検討にあたり、お客さまが抱える空調制御の課題は以下の2点であると整理した。
- 省エネを意識した制御を手動で行うには空調室外機の数が多く、さらに快適性の保持を考慮するには制御変更の頻度が上がるため労力がかかる
- 空調設備の消費電力量が把握できず、省エネ効果が分かりにくい
オプテージ選定とサービス提供までの流れ
上記課題を解決する本サービスの提供に向け、同社は具体的な検討に着手。
本サービスと同等システムの開発実績の評価に加え、過去の同社向けの開発実績からも信頼があるオプテージに、空調室外機とのデータ送受信を行うシステムの開発を依頼することにした。
オプテージではシステムの開発にあたって、柔軟性・拡張性の観点からシステム基盤としてクラウドを選択。中でも認知度が高く参考情報が多いこと、技術力の高いエンジニアが多く在籍していることからアマゾン ウェブ サービス(AWS)を選定した。さらに空調室外機とのデータ送受信には、大量のIoT機器との安全な接続が可能なAWS IoT Coreを用いることとした。
本サービスの提供までには他社との連携も必要であったが、仕様の相互理解はもちろんのこと、メンバー一体となり開発を進めサービス提供を実施。
成果
本サービスにより、お客さまに以下の機能を提供。
- お客さま空調設備の負荷状況を常時監視、空調室外機制御の自動最適化・省エネ実現
- 空調設備の制御状況・省エネ効果をWeb画面上で「見える化」
上記機能により、本サービスでお客さまの快適性と省エネを両立させた空調室外機の自動制御を実現。
確実な省エネにより空調使用電力量を10%~20%削減するなど、お客さまのコスト削減・ゼロカーボン化をサポートしている。
オプテージのクラウドビジネスへの取り組み
テレワークの普及やBCP対策、DXの推進など、ビジネス環境が大きく変化する中、オプテージはお客さまの課題に寄り添ったサービスをタイムリーに提供するため、パブリッククラウドの活用を積極的に推進している。
お客さまプロフィール
- 株式会社関電エネルギーソリューション
- 大阪市北区中之島2丁目3番18号
中之島フェスティバルタワー - http://www.kenes.jp/
関西電力グループの一社として、エネルギー供給、マネジメント、販売等を行う「総合エネルギーサービス」企業。
エネルギーマネジメントを中心とした省エネの徹底や、再生可能エネルギープラントの運営、新しいエネルギーへの転換に向けた対応等に積極的に取り組んでいる。
サービス名、会社名等は、各社の商標または登録商標です。
掲載内容は2024年3月時点のものです。
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