柏原市 様
- インターネット
- 導入サービス
- オフィスeo光ネット
- 課題
- 業務効率化
- 業種
- 公共・自治体
- 従業員規模
- 101名~500名
●柏原市教育委員会 教育部 教育総務課 課長補佐 塩谷 行由氏
全国で進むNEXT GIGAへの移行
『オフィスeo光』10Gbps回線が校務・学習環境を支える
柏原市は、NEXT GIGA構想を受けた小中学校のICT環境の整備のため、2025年にオプテージの『オフィスeo光』10Gbps回線を導入しました。回線構築に際しては工事のスケジュールを柔軟に調整して短期間で完了。従来の学習系と校務系で別系統だった回線を高速回線に一本化した結果、回線まわりのトラブルが格段に減ったのに加えて、運用負荷も大きく軽減されました。
| 課題 | 導入サービス | 導入効果 | |
|---|---|---|---|
|
NEXT GIGAに対応した |
オフィスeo光ネット(10Gbps) |
快適な高速インターネット回線で |
導入レポート
NEXT GIGA環境への移行
2019年12月に文部科学省は、教育ICT政策として『GIGAスクール構想』を打ち出しました。これにより目指されたのは、すべての子どもたちに対するICT環境の提供です。そのGIGAスクール構想の2ndステージとして『NEXT GIGA』が2024年度から始まっています。
「柏原市では2020年末にタブレット端末を導入し、1人1台の体制を整えました。その結果、子どもたちはデジタル教科書を使うようになり、学習に利用するシステムはクラウド化を進めるなど、教育活動全般でICT活用が定着しています」と、柏原市教育委員会教育部教育総務課の塩谷行由課長補佐は、柏原市のこれまでの対応状況を説明します。
NEXT GIGAでは、端末の更新やネットワーク環境の強化が求められており、そのための補助金が政府から支給されます。一連の流れを受けて柏原市では端末の入れ替えに加えて、推奨帯域を確保するため通信回線の切り替えを計画しました。
短納期での回線構築が条件
「これまでは学習系と校務系で別々の光回線を使っていました。そこで問題となっていたのが、先生方が使う校務用の回線速度です。従来のネットワーク環境では、先生がサーバにアクセスしてExcelファイルを開くだけで1分以上かかるような状況でした。NEXT GIGAに備えるためには回線の強化が必須であり、これを機に学習系と校務系の回線を一本化しようと考えました」
市の手続きに則って行われる見積合わせにおいて、参加する企業にとってネックとなったのがスケジュールでした。9月の新学期から新しいネットワーク環境を使い始めるためには、夏休み中にシステムを切り替える必要があります。したがって回線構築を夏休みまでに完了させなければならなかったのです。
「そんな中で見積合わせの結果、オプテージさんへの発注が決まりました。授業期間中の工事となるため、騒音を極力抑えてほしいなど制約があったにもかかわらず、予定通り夏休み前までに回線構築を完了してもらえたのは、とても助かりました」
写真右から、柏原市の塩谷氏と打ち合わせをするオプテージ松井、石堂
回線一本化により得られた複数のメリット
学習系と校務系を高速回線で一本化した結果、次のメリットを得られたと塩谷氏は語ります。
「当然ですが、まず回線コストを削減できました。加えてシステム担当としては、運用の負荷を軽減できたのが大きなメリットです。以前の2系統はベンダーが異なり、仕組みもまったく違っていました。そのためそれぞれの管理や問い合わせが必要でしたが、今後は1系統で済むので楽になります。ベンダーをオプテージさんにまとめられたので、さまざまな相談に柔軟に対応してもらえます。まとめた回線は10Gbpsと高速で使い勝手が良くなったため、先生方からのトラブル発生による問い合わせも激減しました。回線の一本化と同時に境界分離型からアクセス認証型へと切り替えた結果、業務効率も高められました」
データ管理についても校務系は従来オンプレミスで、市役所内に置かれたサーバを塩谷氏らが管理していました。これも学習系と同じくクラウドへと切り替え、Microsoft 365や校務支援システムなどを利用されています。
安定稼働に加えて対応のレスポンスを評価
新しいネットワーク環境は夏休み明けの2025年9月からフル稼働しています。市内の小中学校で約4,300名の子どもたちが一斉に使っても、遅延などの問題はまったく起きていません。以前の校務系回線でときに起きていたWeb会議などでの繋がりにくさなども解消されています。
「万が一何かあっても、とりあえずオプテージさんに連絡すると直ちに対処してもらえます。このアフターフォローにおけるレスポンスの速さは、何よりの安心感につながっています。」と、塩谷氏はオプテージの対応を評価します。
子どもたちにはタブレット端末を1人1台配布し、先生方には事務用のハイスペックモデルと授業用タブレット端末の1人2台が配布されました。ゼロトラスト導入により今後、先生方のリモートワークが必要となったときに対応できる体制も整えられています。
お客さまの声
ありがたかった、授業期間に配慮した上での短納期対応
子どもたちが安心して学べる環境づくりが、私たちの役割です。今回は子ども用の端末5,000台と先生用500台をそれぞれ入れ替えると同時に、回線を一本化しました。これにより使い勝手が良くなるだけでなく、運用面の手間なども一気に解消できると考えたのです。今回は工事期間がかなり短かったにもかかわらず、工事の時間帯などを柔軟に調整しながら予定通りに進めてもらえたのはありがたい限りです。地域密着を打ち出しているオプテージさんならではの対応力や、その背景にある地域に貢献したいという思いも強く感じました。これからも文部科学省から新たな方針が出てくると思いますが、その対応などでも頼りにしています。
柏原市教育委員会 教育部 教育総務課 課長補佐塩谷 行由氏
大阪府柏原市は、自然豊かで歴史のあるまちです。また古くからぶどうの栽培が盛んで、地元産のワインなどもつくられています。同市の教育委員会では「すべての子どもに生きる喜びとたくましい力を」を基本目標として、確かな学力、豊かな心、健やかな身体を育む教育を推進しています。市内の小中学校は合わせて15校、小学校児童2,700名、中学校生徒1,600名が在籍しています。2020年度末から1人1台の端末提供を行い、生徒たちは教科書や学習用ドリルのほかにもさまざまなソフトを使いこなしながら学習に励んでいます。
サービス名、会社名等は、各社の商標または登録商標です。掲載内容は2025年9月時点のものです。
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