ニフクラ for OPTAGE

ニフクラ for OPTAGE 仕様・機能
オートスケール仕様詳細

オートスケールの動作について解説します。

オートスケール設定時・通常時

オートスケールの設定完了時に、イメージを元に最小サーバ台数分スケールアウトし、設定を解除するまでトリガーの監視が行われます。

オートスケール設定時の動作
設定例
基本設定 最少サーバ台数:1台/最大サーバ台数:3台
サーバ設定 イメージの選択:image01/有効時間:300分

スケールアウト

負荷上昇により、監視対象のリソースの平均が設定したトリガーを超えた場合、イメージからサーバが生成され、ロードバランサーにより負荷分散を行います。

負荷上昇によるスケールアウト時の動作
設定例
基本設定 最少サーバ台数:1台/最大サーバ台数:3台
サーバ設定 イメージの選択:image01/有効時間:300分
トリガー設定 リソース:サーバのCPU利用率/閾値:80%/条件:以上/長さ:10分間
  • (注)トリガーの設定にて「ロードバランサーのネットワーク流量」を選択した場合、オートスケール作成時に指定したロードバランサーの流量を参照します。

縮退

設定した負荷を下回った場合、スケールアウトしたサーバが自動的に削除されます。

負荷上昇によるスケールアウト時の動作
設定例
基本設定 最少サーバ台数:1台/最大サーバ台数:3台
サーバ設定 イメージの選択:image01/有効時間:300分
トリガー設定 リソース:サーバのCPU利用率/閾値:80%/条件:以上/長さ:10分間
  • (注)トリガーの設定にて「ロードバランサーのネットワーク流量」を選択した場合、オートスケール作成時に指定したロードバランサーの流量を参照します。

設定前の注意

オートスケールは、サーバの負荷状況などに応じて自動的にサーバのスケーリングを行います。

  • (注1)コピー元になるカスタマイズイメージが必要になります。あらかじめサーバメニューからカスタマイズイメージを作成してください。カスタマイズイメージが作成されていないと、オートスケールの作成を開始できません。
  • (注2)サーバの負荷状況はSNMP を使用します。SNMP を有効にしたカスタマイズイメージをご用意ください。
  • (注3)スケールアウトしたサーバをロードバランサーに組み込む場合は、あらかじめロードバランサーの作成が必要になります。
  • (注4)スケールアウトしたサーバには有効期限があります(期限は設定可能)。有効期限を切れたサーバ、縮退したサーバは自動的にシャットダウン、削除されます。
  • (注5)オートスケールに利用するカスタマイズイメージは、イメージ作成から長期間経過している場合、スケールアウト時にOS内部のソフトウエア自動更新(例:WindowsUpdate)などにより、利用可能な状態になるまで時間がかかる場合がございます。定期的に再イメージ化することで、カスタマイズイメージの状態を最新に保つことをお勧めいたします。

オートスケールによるサーバ生成について

以下の場合に、イメージからサーバが生成され、ロードバランサーにより負荷分散を行います。

  • オートスケール設定時
  • 負荷上昇により、監視対象のリソースの平均が設定したトリガーを超えた場合
  • 有効時間によるサーバ削除時に、スケールアウトサーバの台数が「最小サーバ台数」を下回る場合
  • (注)スケールアウトにより生成されたサーバも、従量料金が発生し、設定した有効時間により削除されます。

有効時間によるサーバ削除について

スケールアウトで生成される全てのサーバは設定した有効時間ごとに、サーバ削除されます。

サーバ削除は、スケジュールで指定した日時とは関係なく、設定した有効時間ごとに行われます。

通常時

有効時間ごとにサーバ削除が行われますが、スケールアウトサーバの台数が「最小サーバ台数」を下回ることはございません。一旦、スケールアウトが行われてから、サーバの削除が行われます。

有効時間によるサーバ削除(通常時)

スケールアウト後

スケールアウトにより生成されたサーバも、設定した有効時間ごとに削除されます。

有効時間によるサーバ削除(スケールアウト後)

サーバ料金計算方法

有効時間ごとにサーバ削除が行われますが、スケールアウトサーバの台数が「最小サーバ台数」を下回ることはございません。一旦、スケールアウトが行われてから、サーバの削除が行われます。

スケールアウトにより生成されたサーバは従量課金なので、スケールアウト開始から完了までの時間も合わせて計上されます。

有効時間によるサーバ削除時イメージ
有効時間によるサーバ削除時のログ

サーバ停止時の料金が発生する場合

以下のような場合は、サーバ停止時の料金が発生することがあります。

  • 有効時間切れによるスケールアウト中に日をまたぐ場合

    スケールアウト開始から完了までの料金が停止時の料金になります。

サーバ停止時の料金が発生する場合
サーバ停止時の料金が発生する場合のログ
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