ニフクラ for OPTAGE

ニフクラ for OPTAGE 仕様・機能
ロードバランサー(L4)

ロードバランサーは、外部ネットワークからのアクセスを複数のサーバに振り分け、負荷を分散する機能です。L4(レイヤー4)に対応しています。

特長

面倒な設定もコントロールパネルから設定可能

面倒なロードバランサーの設定をコントロールパネルから行うことができます。

ほかのニフクラIDとロードバランサーを共有可能

お客さまが複数のニフクラIDを持っている場合、共有機能を利用することで、ニフクラIDをまたいだサーバを同一のロードバランサー配下に配備することができます。

仕様

ロードバランサー

対応レイヤー トランスポート層(レイヤー4)
バランスポリシー(選択可能) ラウンドロビン
リーストコネクション
ヘルスチェック 方式(選択可能) ICMP(IPレベルのチェック)
TCP(ポートレベルのチェック)
PING間隔の設定範囲 5~300秒
閾値の設定範囲 1~10回
アクセス制御 アクセス元IPアドレスの制限(フィルター機能)
作成可能なロードバランサー数 リージョンごとに6個×ゾーン数

(各リージョンのゾーン数は「リージョン/ゾーン」ページにてご確認ください。)

グローバルIP数 ロードバランサー1つにつき1個
ポート設定数 ロードバランサー1つにつき3個
対応インターネットプロトコル IPv4/IPv6

(暗号ポリシー「ats」はIPv4のみ利用可能です。)

暗号ポリシー(選択可能) standard
ats
対応暗号化SUITE
(対応プロトコル)
standard
(TLS1.0~1.2)
TLS_RSA_WITH_RC4_128_SHA
TLS_RSA_WITH_AES_128_CBC_SHA
TLS_RSA_WITH_AES_256_CBC_SHA
TLS_RSA_WITH_3DES_EDE_CBC_SHA
TLS_RSA_WITH_AES_128_CBC_SHA256
TLS_RSA_WITH_AES_256_CBC_SHA256
ats
(TLS1.0~1.2)
TLS_RSA_WITH_AES_128_CBC_SHA
TLS_RSA_WITH_AES_256_CBC_SHA
TLS_RSA_WITH_3DES_EDE_CBC_SHA
TLS_RSA_WITH_AES_128_CBC_SHA256
TLS_RSA_WITH_AES_256_CBC_SHA256
TLS_ECDHE_RSA_WITH_AES_128_CBC_SHA
TLS_ECDHE_RSA_WITH_AES_256_CBC_SHA384
TLS_ECDHE_RSA_WITH_AES_128_CBC_SHA256
TLS_ECDHE_RSA_WITH_AES_256_GCM_SHA384
TLS_ECDHE_RSA_WITH_AES_128_GCM_SHA256
帯域(選択可能)※1 ※2 10Mbps/20Mbps/30Mbps/40Mbps/
100Mbps/200Mbps/300Mbps/400Mbps/500Mbps/
600Mbps/700Mbps/800Mbps/900Mbps/1,000Mbps/
1,100Mbps/1,200Mbps/1,300Mbps/1,400Mbps/1,500Mbps/
1,600Mbps/1,700Mbps/1,800Mbps/1,900Mbps/2,000Mbps
共有可能なニフクラID数 10個
  • (※1)帯域は、複数コネクションでの最大帯域となっております。
    単一のコネクションではご契約の帯域を使い切れない場合もございます。
  • (※2)北米リージョンは、400Mbpsまでの提供となります。

ロードバランサーからのヘルスチェックは、下記のIPアドレスから行われます。
このため負荷分散先のサーバとロードバランサーが通信できるよう、各サーバについて、下記アドレスからのアクセスを許可するよう設定してください。

許可設定対象アドレス(ロードバランサー機器)

リージョン 暗号ポリシー 許可設定対象アドレス
east-1 standard

175.184.41.125
175.184.41.120/30
111.171.200.126

175.184.41.126
111.171.200.96/28

175.184.41.116/30
111.171.200.125

ats

125.1.78.80/31

125.1.78.82

125.1.78.96/28

east-2 standard

103.233.199.101
103.233.199.112/30

103.233.199.102

103.233.199.108/30

east-3 standard

116.118.235.5

116.118.235.6

116.118.235.8/29

east-4 standard

157.112.104.16/31

157.112.104.32/28

 

west-1 standard

210.131.4.16/28

 

 

ats

222.158.244.16/31

222.158.244.18

222.158.244.32/28

us-east-1 standard

67.214.154.200/29

67.214.154.195

67.214.154.196

ats

148.57.128.16/30

148.57.128.24/30

148.57.128.28/31

FAQ:ロードバランサー(L4)を利用するにあたり、サーバ側で許可すべきアドレスを教えてください。

ロードバランサーオプション設定

SSLアクセラレーター

通信データの暗号化・複号化処理を専門に行う装置です。
今まで利用者がサーバごとに適用していたSSL証明書を一括してロードバランサーにて適用することが可能になり、サーバの処理負荷も軽減できます。

  • (注1)SSLアクセラレーターを利用するには、あらかじめ、コントロールパネルより新たにSSL証明書を作成しておく必要があります。
  • (注2)お客さまがアップロードされたSSL証明書は、SSLアクセラレーターにご利用いただけません。
  • (注3)SSLアクセラレーターで使用するSSL証明書を選択するときは、同じリージョンでのみ選択可能です。

SSLセキュリティポリシー

ロードバランサー(L4)でSSLアクセラレーターのご利用のお客さまに対して、クライアントとロードバランサー間のSSLネゴシエーションでサポートされるプロトコルと暗号化SUITEを提供いたします。提供されるプロトコルと暗号化SUITEとプロトコルの組み合わせは、弊社で事前に定義されたセキュリティポリシーのテンプレートのみを提供いたします。変更する手順につきましては、以下をご確認ください。

ヘルプサイト

SSLセキュリティポリシーのテンプレート

ロードバランサー(L4)で提供される暗号化タイプごとのSSLセキュリティポリシーのテンプレート一覧になります。 テンプレートが選択されていない場合は、暗号化タイプごとの初期テンプレートが適応されます。

【暗号化タイプ:standard】
テンプレート 有効プロトコル 暗号化SUITE
初期テンプレート TLS1.0~1.2 TLS_RSA_WITH_RC4_128_SHA
TLS_RSA_WITH_3DES_EDE_CBC_SHA
TLS_RSA_WITH_AES_128_CBC_SHA
TLS_RSA_WITH_AES_128_CBC_SHA256
TLS_RSA_WITH_AES_256_CBC_SHA
TLS_RSA_WITH_AES_256_CBC_SHA256
Standard Ciphers A ver1 TLS1.0~1.2 TLS_RSA_WITH_AES_128_CBC_SHA
TLS_RSA_WITH_AES_128_CBC_SHA256
TLS_RSA_WITH_AES_256_CBC_SHA
TLS_RSA_WITH_AES_256_CBC_SHA256
Standard Ciphers B ver1 TLS1.0~1.2
SSL3.0
TLS_RSA_WITH_RC4_128_SHA
TLS_RSA_WITH_3DES_EDE_CBC_SHA
TLS_RSA_WITH_AES_128_CBC_SHA
TLS_RSA_WITH_AES_128_CBC_SHA256
TLS_RSA_WITH_AES_256_CBC_SHA
TLS_RSA_WITH_AES_256_CBC_SHA256
Standard Ciphers C ver1 TLS1.0~1.1 TLS_RSA_WITH_AES_128_CBC_SHA
TLS_RSA_WITH_AES_256_CBC_SHA
Standard Ciphers D ver1 TLS1.2 TLS_RSA_WITH_AES_128_CBC_SHA
TLS_RSA_WITH_AES_128_CBC_SHA256
TLS_RSA_WITH_AES_256_CBC_SHA
TLS_RSA_WITH_AES_256_CBC_SHA256
【暗号化タイプ:ats】
テンプレート 有効プロトコル 暗号化SUITE
初期テンプレート TLS1.0~1.2 TLS_RSA_WITH_3DES_EDE_CBC_SHA
TLS_RSA_WITH_AES_128_CBC_SHA
TLS_RSA_WITH_AES_128_CBC_SHA256
TLS_RSA_WITH_AES_256_CBC_SHA
TLS_RSA_WITH_AES_256_CBC_SHA256
TLS_ECDHE_RSA_WITH_AES_128_CBC_SHA
TLS_ECDHE_RSA_WITH_AES_128_CBC_SHA256
TLS_ECDHE_RSA_WITH_AES_256_CBC_SHA384
TLS_ECDHE_RSA_WITH_AES_128_GCM_SHA256
TLS_ECDHE_RSA_WITH_AES_256_GCM_SHA384
Ats Ciphers A ver1 TLS1.0~1.1 TLS_RSA_WITH_AES_128_CBC_SHA
TLS_RSA_WITH_AES_256_CBC_SHA
TLS_ECDHE_RSA_WITH_AES_128_CBC_SHA
TLS_ECDHE_RSA_WITH_AES_256_CBC_SHA
Ats Ciphers B ver1 TLS1.2 TLS_RSA_WITH_AES_128_CBC_SHA
TLS_RSA_WITH_AES_128_CBC_SHA256
TLS_RSA_WITH_AES_256_CBC_SHA
TLS_RSA_WITH_AES_256_CBC_SHA256
TLS_RSA_WITH_AES_128_GCM_SHA256
TLS_RSA_WITH_AES_256_GCM_SHA384
TLS_ECDHE_RSA_WITH_AES_128_CBC_SHA
TLS_ECDHE_RSA_WITH_AES_128_CBC_SHA256
TLS_ECDHE_RSA_WITH_AES_256_CBC_SHA
TLS_ECDHE_RSA_WITH_AES_256_CBC_SHA384
TLS_ECDHE_RSA_WITH_AES_128_GCM_SHA256
TLS_ECDHE_RSA_WITH_AES_256_GCM_SHA384
Ats Ciphers C ver1 TLS1.2 TLS_ECDHE_RSA_WITH_AES_128_CBC_SHA
TLS_ECDHE_RSA_WITH_AES_128_CBC_SHA256
TLS_ECDHE_RSA_WITH_AES_256_CBC_SHA384
TLS_ECDHE_RSA_WITH_AES_128_GCM_SHA256
TLS_ECDHE_RSA_WITH_AES_256_GCM_SHA384
Ats Ciphers D ver1 TLS1.0~1.2 TLS_RSA_WITH_3DES_EDE_CBC_SHA
TLS_RSA_WITH_AES_128_CBC_SHA
TLS_RSA_WITH_AES_256_CBC_SHA
TLS_RSA_WITH_AES_128_GCM_SHA256
TLS_ECDHE_RSA_WITH_AES_128_CBC_SHA
TLS_ECDHE_RSA_WITH_AES_256_CBC_SHA
TLS_ECDHE_RSA_WITH_AES_128_CBC_SHA256
TLS_ECDHE_RSA_WITH_AES_256_CBC_SHA384
TLS_ECDHE_RSA_WITH_AES_128_GCM_SHA256
TLS_ECDHE_RSA_WITH_AES_256_GCM_SHA384
  • (注1)提供されているテンプレートの有効プロトコル・暗号化SUITEについては、弊社のセキュリティ判断により変更される場合がありますのでご了承ください。
  • (注2)本ページの内容は、2018年4月25日時点の情報となります。

セッション固定

ソースIPアドレスを元にセッションをサーバに固定します。

固定化の方式 ソースIPアドレス
セッション保持時間 3~60分
設定範囲 設定したロードバランサーの1ポートに対して、有効・無効を設定

Sorryページ

全てのサーバのヘルスチェックが確認できなくなった場合に、弊社で用意した定型メッセージを表示します。

待ち受けポート HTTP(80/tcp)
レスポンスコード
(選択可能)
Sorryページ表示時のHTTPレスポンスコード(200・503)
設定範囲 設定したロードバランサーの1ポートに対して、有効・無効を設定
ただし、HTTP(80/tcp)でのみ設定可能
  • (注1)Sorryページは、待ち受けポートがHTTP(80/tcp)の場合のみ利用できます。
  • (注2)Sorryページの表示内容を変更することはできません。

料金

(税抜価格)

  月額利用料金 従量
10Mbps 10,000円/月 17円/時
20Mbps 20,000円/月 34円/時
30Mbps 30,000円/月 51円/時
40Mbps 40,000円/月 68円/時
100Mbps 78,000円/月 120円/時
200Mbps 152,000円/月 230円/時
300Mbps 222,000円/月 340円/時
400Mbps 288,000円/月 450円/時
500Mbps 350,000円/月 560円/時
600Mbps 408,000円/月 640円/時
700Mbps 462,000円/月 720円/時
800Mbps 512,000円/月 800円/時
900Mbps 558,000円/月 880円/時
1,000Mbps 600,000円/月 960円/時
1,100Mbps 638,000円/月 1,000円/時
1,200Mbps 672,000円/月 1,040円/時
1,300Mbps 702,000円/月 1,080円/時
1,400Mbps 728,000円/月 1,120円/時
1,500Mbps 750,000円/月 1,160円/時
1,600Mbps 768,000円/月 1,180円/時
1,700Mbps 782,000円/月 1,200円/時
1,800Mbps 792,000円/月 1,220円/時
1,900Mbps 798,000円/月 1,240円/時
2,000Mbps 800,000円/月 1,260円/時
オプション設定
(1ポートあたり)
SSLアクセラレーター 無料
Sorryページ 無料
セッション固定 無料

ご利用方法

コントロールパネルおよびニフクラAPIからご利用いただけます。

注意事項

  • リージョン・ゾーンごとの制限についてはゾーン別機能対応表にてご確認ください。

    ゾーン別機能対応表:ネットワーク

    北米リージョン機能対応表

  • 外部ネットワークからの負荷分散にのみご利用いただけます。
    プライベート側のネットワークにおけるバランシングには対応しておりません。
  • ロードバランサーを設定した場合、各サーバでのアクセスログには、ロードバランサーのIPアドレスが送信元アドレスとして記 録されます。httpアクセスの場合、ヘッダー情報「X-Forwarded-for」に送信元のIPアドレスの情報が付与されますので、送信元を特定し たい場合はそちらの情報をご利用ください。
  • 『ニフクラ for OPTAGE』内のサーバ以外には、ご利用いただけません。
  • ロードバランサーに追加するサーバは「グローバルIP」を持つ必要があります。
  • ロードバランサーにサーバを追加するときは、同じリージョン内でのみ選択可能です。
  • サーバに、IPv6を割り当てることはできません。
  • ロードバランサーの設定変更をした場合、既存セッションは破棄されます。

ロードバランサーを複数のニフクラIDで共有する場合

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