2020年 プレスリリース

News Release

ローカル5Gを活用した集合住宅におけるインターネット接続サービスの無線化に向けた実証実験について

2020年11月27日

株式会社オプテージ

株式会社オプテージ(大阪市中央区)は、集合住宅向けインターネット接続サービスの更なる発展の可能性を調査するべく、新たなローカル5Gの実証実験※1を大阪府茨木市にて2021年2月より開始いたします。

 

オプテージは関西一円に張り巡らされた独自の光ファイバーネットワークを活用し、「eo(イオ)」ブランドにて、戸建て向けおよび集合住宅向けにネット・電話・テレビのサービスを提供してまいりました。

集合住宅向けのサービスは、建物の外まで引き延ばした光ファイバーの幹線から、各フロアのお客さま宅までの区間(ラストワンマイル)を有線で接続する必要があります。今回の実証実験では、このラストワンマイルをローカル5Gで無線化し、電波の特性や通信速度の評価およびネット・電話・テレビのサービス品質を検証いたします。

 

今回の検証は、高速な通信が期待できるミリ波(28GHz帯)を用いて実施いたします。28GHz帯のローカル5Gを活用した実フィールド環境における、実音声の伝送、8K映像の上り方向の伝送および5G用レピーターを用いた中継伝送※2の先駆的な実証実験は日本初となる見込みです。

 

eoのラストワンマイルをローカル5Gのミリ波(28GHz)で無線化することで、これまで通りのサービス品質を維持しながら、さらに高速大容量通信の提供、引き込み工事の不要化、サービス開始までの期間短縮、工事費の低減等が見込めます。今回の実証実験を経て次年度以降、商用化を検討していく予定です。

 

オプテージでは今後もローカル5Gなどの最先端の技術を用い、新たな高品質かつ低価格のインターネット接続サービスを提供できますよう、さまざまな可能性を検討してまいります。

 

※1:無線局はローカル5Gの技術的条件に準拠した「実験試験局」で実証実験を行います。

※2:5G用レピーターによる中継伝送の実証実験はDXアンテナ株式会社(兵庫県神戸市)、株式会社スリーダブリュー(神奈川県横浜市)、当社による3社共同にて実証実験を行います。

 

<実証実験イメージ>

実証実験イメージ

 

参考URL:https://optage.co.jp/5g/