指令系の通信回線をオプテージ(旧ケイ・オプティコム)さんにお願いしていたので、折を見て相談に乗ってもらっていました。そのサポートにより、当初導入していたシステムにおける問題点を今回のシステムでは改善することができたと思います。新たにシステムを入れ替えてからは、打ち合わせの回数が以前より格段に増え、さらに丁寧な説明と対応を行っていただいています。消防本部の情報インフラについての協力を引き続き求めるとともに、最新の技術提案を期待しています。
大東四條畷消防組合 様
情報システムのクラウド移行でセキュリティ強化とシステム運用の負荷軽減を実現
- 課題
- 業務効率化 / セキュリティ対策強化
- 業種
- 公共・自治体
- 従業員規模
- 101名~500名
- 導入サービス
- ユーティリティ クラウド / VPN
2013年に設立された大東四條畷消防組合は、翌年4月より本格的に業務を開始。広域消防組合は市役所の所管ではなく、新たに立ち上げられた組織であったため、事務処理を行うための情報システムがオンプレミス上に新規構築された。その後オンプレミスの既存システムが抱える課題が明らかになり、切り替えに際して『ユーティリティ クラウド』を採用。セキュリティ強化とシステム運用負荷の軽減を実現した。
- 課題
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- サーバ運用管理に伴う作業負荷の軽減
- システムトラブル時の円滑な対応
- システムログなどセキュリティの確保
- 導入後の効果
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- 作業負荷軽減により、本来業務の現場対応に注力
- システム運用に関する高度なスキルが不要
- 完全冗長化された信頼性の高いインフラシステム構築
サービス導入レポート
ゼロからのシステム構築
2006年に消防組織法が改正され、市町村消防の広域化が推進されることになった。これを受けて2012年、大東市と四條畷市の間で協議が始まり、大東四條畷消防組合が設立される。新組織設立に伴い、従来は各市で行われていた総務関係の業務は、組合内で処理されることになり、事務処理には当然、新しく情報システムが必要となった。
「以前は市役所内処理されていた業務を、新たなシステムを立ち上げるところからすべて自分たちで行わなければなりません。まずシステム構築自体が、かなり大変な作業となりました」と、大東四條畷消防本部予防課課長補佐の井藤健氏は組合設立当初の状況を振り返る。
市役所にはシステム担当の専属職員がいる。けれども消防組合には、いわゆる消防職員しかおらず、システム分野はまったくの素人だ。
「私も消防職員として採用されたので、パソコンすらそんなに詳しくはありません。ルータが何かも分からないレベルで、ネットワークやサーバの管理を任されることになりました。もちろん、当初は市役所員がサポートしてくれましたが、最終的には自分たちで運用しなければならない。その結果、当初の導入に際しては導入コストを意識し、オンプレミス方式が採用されたのです」と、井藤氏。
井藤氏らはまさに無我夢中、マニュアルと首っ引きで管理運用しながらシステムに対する理解を深めていった。ある程度分かるようになった段階で、現状のシステムが抱える問題に気付くことになる。
業務負荷の軽減とセキュリティ強化が課題に
本来なら情報システム部門が行う業務を任された井藤氏が、まず困惑したのがユーザーからの問い合わせだった。
「例えばメールを送れないとか、パソコンの調子が悪いといった連絡が入ると、私ともう一人いる担当のどちらかが対応しなければなりません。システムのプロなら電話での対応や遠隔操作での対処も考えられるのでしょうが、我々だとそうもいかない。分署でのトラブル解消のため現地まで出向くことも多々ありました。それでも解決できない場合は、システムの構築業者に依頼しなければならず、さらに時間がかかりました」と、井藤氏。
サーバダウンやWindowsアップデート時のトラブルなども発生。サーバ復旧に時間がかかり、業務遂行に支障が出たこともあった。
さらにシステムログを取れないことが、セキュリティ上の問題として懸念された。やがて導入から4年が経過し、次期システムの検討が始まった。
「この時点では我々もある程度の知識がついていたので、クラウドへの移行を選択肢として意識していたのです」と、井藤氏は語る。
トータルメリットを評価し、ユーティリティ クラウドへ
新たなシステム導入で求められたのは、セキュリティ強化とシステム運用の負荷軽減、そして将来的なシステム運用までを視野に入れたコストパフォーマンスの高さである。
「もともと指令系統の通信回線をオプテージ(旧ケイ・オプティコム)が担当していたこともあり、折に触れてご相談を受けるなかで、求められているのは業務の円滑な推進と理解しました。そこでBCP対策までを網羅した『ユーティリティ クラウド』を提案したのです」と、オプテージソリューション事業推進本部の廣井和明と早川崇は提案内容をまとめた際の留意点を語る。
2018年に政府が、いわゆる「クラウド・バイ・デフォルト原則」を打ち出したこともあり、コスト面も含めたロングスパンでのトータル評価の結果、オプテージの情報システムが採用されることとなった。
使い勝手の良さと将来の拡張性
オンプレからの移行は極めてスムーズに進んだ。
「おそらくユーザー側では、システムが切り替わったことなどまったく気が付いていないでしょう。我々としてはIT資産管理ツールのSKYSE Aの使い勝手の良さや、VSS(Volume Shadow Copy Service)を使ったファイル復帰の容易さなど利便性が大きく高まりました。もちろん、システムの運用管理業務をほぼ全面的にオプテージさんにお任せできるようになったのが、最大の利点ですが」と、警防課課長補佐の村上晃三氏は新システムの効用を評価する。
クラウドサーバ、ネットワーク回線や機器とそれぞれの保守がワンストップで提供されるため、システム関連の運用業務は大幅に軽減された。閉域網により接続されたクラウドは高セキュリティを確保する。
「オプテージさんには、消防組合の情報インフラの万全な体制作りに、引き続き全面的に協力をお願いしたい。システムは進化し続けるはずなので、最新技術の開発・提案に期待しています。」と、村上氏は締めくくってくれた。
ネットワーク構成
お客さまプロフィール
- 大東四條畷消防組合
- 大阪府大東市新町13番35号 消防組合庁舎3階
- TEL. 072-875-0119(代表)
- http://www.ds119.jp/
大東四條畷消防組合は、大阪府大東市と四條畷市で組織する消防組合であり、2013年11月に大東市消防本部と四條畷市消防本部を統合して設立された。組合は大東消防署、大東消防署西分署、大東消防署東分署、四條畷消防署、四條畷消防署田原分署の5署所からなる。基本方針として、関係団体との連携強化、災害による被害の軽減、応急手当普及啓発及び救急業務の高度化、火災予防対策の推進、優秀な人材確保と人材育成の推進を掲げ、火災や救急はもとより、あらゆる災害に迅速かつ確実に対応できる体制の確立に取り組んでいる。
- お客さまの声
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情報インフラの提案、期待します
大東四條畷消防本部
予防課
課長補佐
井藤 健氏
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掲載内容は2019年12月時点のものです。
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