オプテージさんには回線提供に始まり、コロナ禍で緊急事態宣言が出る直前のタイミングでテレワークサービスの『CACHATTO』を提案してもらったおかげで、2020年5月には既に全社的なテレワーク体制が整えられていました。その上で提案してもらった『Neutrix Cloud ONTAP Select』は、ファイルサーバとしてベストなチョイスだったと満足しています。いつも弊社の困りごとを事前に察して、タイミングよく解決策を提案してもらえることが、オプテージさんの何よりありがたいところです。今回のファイルサーバ切り替えでは、システム系とネットワーク系に関してそれぞれエース級のSEの方に担当していただいたので、まったく不安を感じませんでした。弊社の次の課題は業務の効率化ですから、他社での成功事例のあるアプリなどの提案に期待しています。
株式会社オーテック 様
ネットワーク回線を強化し、さらにクラウドを活用した
ファイルサーバ集約による効率管理を実現
- 課題
- 業務効率化、BCP対策
- 業種
- 建設
- 従業員規模
- 101名~500名
- 導入サービス
- ユーティリティ クラウド/イーサネットVPNワイド アドバンス
オーテックは、全国25の拠点で管工機材事業と環境システム事業を展開している。同社はまず、基幹ネットワークをオプテージの『イーサネットVPNワイドアドバンス』で固めた。続いて拠点ごとにオンプレで設置され、個別管理されていたファイルサーバの集約を検討。クラウドのメリットをフルに活用する『Neutrix Cloud ONTAP Select』を導入した。
- 課題
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- 各拠点ごとに異なるファイルサーバの統一
- バックアップ管理やアクセス制御などの一元化
- 各拠点においてサーバ管理に関わるスタッフの業務負荷軽減
- 導入後の効果
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- トラブル対応も含めファイルサーバは本部が一括管理
- BCPに関しての体制整備
- 各拠点でサーバ管理に関わったスタッフは本業に集中
サービス導入レポート
何もかも拠点任せだったファイルサーバ
「弊社では管理はもとより、サーバ導入そのものも各拠点が個別に行っていました。そのため導入時期やサーバの容量も統一されておらず、実に無駄が多かったのです」と、情報システム部課長の相原豊氏は従来のファイルサーバの問題点を説明する。
サーバディスクの容量不足のためハードディスクを何台も追加設置している支店がある一方で、容量がほとんど余っている営業所もある。バックアップの取得・管理やアクセス権管理の不十分なケースも見受けられた。
「そもそも各拠点でサーバ管理を任されているのは、専属スタッフではありません。不慣れな作業に手間を取られるため、本業にかかる負荷も大きくなっており、またBCPの観点からも何らかの改善が急務となっていました」と、種田啓史管理本部副部長は経営面での問題認識を語る。
基幹ネットワークの整備・強化の段階で、既にファイルサーバ集約が視野に入っていた。
オンプレとクラウドの良いとこ取り
サーバの一元管理といえば昨今、まず選択肢に上がるのがクラウドだ。ただクラウドの魅力は認めながらも「従量課金制度は使いづらいし、どうしても割高なイメージも拭えませんでした」と、相原氏は明かす。そこでオプテージが提案したのが『Neutrix Cloud ONTAP Select』だ。
「料金は契約容量によって確定し、運用はお任せ、使える機材は極めてハイスペック。まさにオンプレとクラウドのベストミックスで、5年トータルで考えればコストも安い。弊社では、各拠点に設置したサーバの減価償却の時期もバラバラですが、簡単にスケールアップできるので期限の来たところから順次置き換えていけます。唯一の不安材料といえば、OSがWindowsではない点ですが、これもランサムウエア対策として考えれば狙われにくいメリットとなります」と、相原氏。
加えて種田氏は「昨今のクラウドサービスは、実際にサーバがどこに設置されているのかが分からないケースも多いと聞きます。けれども『Neutrix Cloud』の場合、サーバの設置場所は東京および大阪と明記されている。素性の確かさが安心です」と、評価する。
移行はオンタイムでスムーズに
システム切り替えは、オプテージが主体となり、パートナー企業である株式会社TOKAIコミュニケーションズ※の協力も得て行われた。切り替え時には、オプテージからシステム系・ネットワーク系それぞれの担当SEが、緊密に連絡を取りながら作業に当たったおかげでデータ移行は、NeutrixCloud内データ移行サービスも活用して滞りなく完了した。
「提案段階できめ細かく説明させていただき、意思疎通ができていたので作業自体はとてもスムーズ、回線インフラも弊社が提供しているのでオーテック様の状況はよく分かっており、スケジュール通りに進められました。システムの移行後も順調に作動しています」と、オプテージソリューション事業推進本部の今川雅貴は移行プロセスを振り返る。
切り替えの終わった拠点からは“面倒なサーバ管理から解放された”と喜びの声が届いているという。現時点で東京を中心とする5 拠点での切り替えが終了している。今後は各拠点サーバの期限切れに伴い、順次置き換える予定だ。
本社・情報システム部による一元管理を実現
「実際に使い始めると、改めてクラウドのメリットを実感しました」と、相原氏は語る。以前なら各拠点に設置されたサーバの容量内でのやりくりが求められたが、今ではクラウドに設置した総容量で案分すればよく、足りなくなれば容易に追加できる。これまではActive Directoryが入っていなかったため、各拠点の担当が力技で処理していたアクセス制御も一元管理されるようになった。
「拠点のスタッフが本業に専念できるようになったのは、全社的に大きなメリットです。今後はBCPの観点から、期限切れの前に一括で置き換えるプランも検討しています。それぐらい投資対効果の大きさは明らかですから」と、種田氏は評価してくれた。
※株式会社TOKAIコミュニケーションズ
ネットワークサービスやデータセンター、メガクラウドを利用するインフラ構築に長けた情報通信事業者
ネットワーク構成
お客さまプロフィール
- 株式会社オーテック 様
- 東京都江東区東陽2-4-2
- https://www.o-tec.co.jp/
1934年、バルブやパイプなどの管工機材を設備工事業者向けに販売する事業者として創業。1948年に株式会社に改組し、大石商事株式会社となる。事業を継続する中で自動制御工事の設計・施工・メンテナンスなどの環境システム事業も展開するようになる。1989年に商号を株式会社オーテックに変更、2000年には株式を店頭登録し、現在はジャスダックスタンダード市場に上場。10支店15営業所を日本全国に展開するほか、グループ全体で10企業、従業員総数は約500名となっている。
- お客さまの声
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インフラが固まったので、次はアプリ系の提案を期待
執行役員
管理本部副本部長 兼 総務統括部長
種田 啓史氏
サービス名、会社名等は、各社の商標または登録商標です。
掲載内容は2021年12月時点のものです。
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