導入サービス
Enour AI ChatSupport AWS
課題
業務効率化・顧客満足度向上
業種
卸売・小売
従業員規模
100名以下
株式会社 関西テレビハッズ 経営管理 木藤洋氏・大村敦哉氏

左から ●株式会社 関西テレビハッズ 経営管理 木藤洋氏 ●大村敦哉氏

コールセンターでの顧客対応
その品質向上と効率化をサポートする『Enour AI ChatSupport』

株式会社 関西テレビハッズは、2022年に『Enour AI ChatSupport』をオプテージから導入しました。通販番組の放送終了後に殺到する電話に対して、オペレーターのキャリアに左右されない均一な応答のレベルアップが目的です。スモールスタートから始めて4カ月後に本番稼働を開始、その後の検索回数が当初の6倍に相当する1,900回まで伸びました。常に現場の意見を聞き取り、使いやすいよう対応を重ねてきた成果が利用回数となって表れています。

課題 導入サービス 導入効果

コールセンターでの
オペレーターによる応対品質の向上

Enour AI ChatSuppor

応対品質の均一化と向上を実現し、
応答時間も削減

導入レポート

オペレーターごとで顧客対応にバラツキが出る

 毎週金曜の深夜に関西テレビで放送される『真夜中市場+』、最新コスメからグルメまで幅広く紹介する通販番組です。放送終了後にはコールセンターに注文や問い合わせの電話が一気にかかってきます。

 「コールセンターでは基本的に、オペレーターが10人体制で電話を受けていますが、ベテランとキャリアの浅い人では、お客さまへの応対に違いが出ます。経験のある方は余裕をもって受け答えできるけれど、そこまでいかない人もいる。とはいえスキルの違いは、お客さまには何の関係もありません。そこで課題となっていたのが、電話応対の均一化でした」と、経営管理の大村敦哉氏は問題意識を語ります。

 もとよりオペレーターには商品の企画書を提供し、定期的に研修も行っていました。けれどもお客さまへの応対時には、個々の知恵に頼らざるを得ない場合もあり、どうしても差が出てしまいます。この課題を解消するために、大村氏はオプテージに相談をもちかけました。

チャットサポートによる情報検索性の向上

 打ち合わせを重ねる中で、問題の核心が浮かび上がってきました。経営管理の木藤洋氏は「もともと資料が多すぎて必要なデータにアクセスしづらくなっていたのです。資料はExcelのほかに書類もあります。慣れていないと電話しながら対象の資料を探すのに時間がかかる」と、ポイントを指摘します。

 番組がスタートしてすでに28年が経過し、商品資料は膨大な量となっています。そこから必要なものをいかにスピーディーに引き出せるか。情報検索の良し悪しが対応の即応性につながります。この課題解決の手段として提案されたのが『Enour AI ChatSupport』でした。ただし単なるQ&Aでは、通販センターならではの状況に対応しきれません。求められるのはお客さまからの質問に的確に応えるためのシステムです。

写真右から、関西テレビハッズの大村敦哉氏、木藤洋氏と打ち合わせをするオプテージ門間俊之

写真右から、関西テレビハッズの大村敦哉氏、木藤洋氏と打ち合わせをするオプテージ門間俊之

情報を整理しオペレーターが使いやすい設定に

 お客さまの質問内容は、大きく2種類に分けられます。一つは商品そのものに関する問い合わせ、もう一つは購買や返品、交換などの手続きに関するものです。

「オプテージさんには、とにかくオペレーターが望む答えにたどり着くまでのクリック数を可能な限り減らすようお願いしました」と、当時を振り返る木藤氏。導入に際しては問い合わせ内容を協議しながら、最適な回答を紐づけていきました。『Enour AI ChatSupport』の標準機能をフル活用し、使い方をカスタマイズしてクリック数を減らします。

ひと通りシステムができた段階で、実際にオペレーターの皆さんに使ってもらってテストを実施。その際の反応と経緯について大村氏は「正直なところ、最初はあまり反応がよくありませんでした。特に現状に問題を感じていないベテランほど受けが悪い。何もかも頭の中に入っているのに、なぜ今さらやり方を変えなければならないのかというわけです。けれどもデジタルに強い管理者と一緒に改善を進めていきました」と、語ります。

1件あたり応答時間が前年対比27秒短縮

 実際に使い始めてみると、まず商品検索が楽になったとの声がベテランも含めて出始めました。検索のしやすさを重視して設計したため、当初要望していた通り、答えにたどり着くまでのクリック数が劇的に減ったのです。一方で業務プロセスに関する問い合わせ対応についても、内容を吟味しながら時間をかけて調整していきました。

  「実際の利用状況をチェックし、Q&Aのブラッシュアップを重ねた結果、ぐっと使いやすくなりました。オペレーターの平均応対時間が短縮され、応対しきれずに管理者に確認して折り返し連絡するケースも格段に少なくなりました」と、木藤氏は効果を語ります。

 オペレーターの負担はもとより、管理者にかかる負荷も軽減されました。現在もQ&Aの改善は常に進行中であり、現状について大村氏は「このようなシステムは入れて終わりではなく、導入がスタートでそこからずっと磨き続けるものと理解しています」と、締めくくってくれました。

お客さまの声

今後は社内インフラ整備のサポートも期待したい

経験の浅いオペレーターほど、お客さまからの問い合わせに対して「早く答えなければ」と焦ってしまう。少し冷静さを失うため、余計に資料探しに手間取ってしまう。そんな問題を解決する手段として『Enour AI ChatSupport』を導入しました。Q&Aの作り込みにオプテージさんの協力を得て取り組んだ結果、キャリアの浅い人はもちろんベテランからも「使いやすい」と評価してもらえるシステムとなりました。今後は他部門での本システムの活用だけでなく、基幹システムやさらにはネットワークも含む社内インフラ全般までオプテージさんにサポートいただきたいと考えています。

木藤 洋氏の写真

経営管理木藤 洋氏

ネットワーク構成

【ネットワーク構成図-株式会社 関西テレビハッズ様】

[住所] 本社/〒531-0041大阪府大阪市北区天神橋7丁目12-6 グレーシィ天神橋ビル2号館
[URL] https://ktvolm.jp/

[事業内容] 関西テレビ放送の関連企業として、通信販売業務やテレビショッピング番組の企画制作から、イベントの企画・制作・運営、広告代理店業務から店舗運営までを手がけています。テレビショッピングでは「真夜中市場+ ~ハイヒールの本音でイイすぎます~」「買物生活ほんでなんぼ?」が人気を集めています。

サービス名、会社名等は、各社の商標または登録商標です。 掲載内容は2024年3月時点のものです。

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