システムズ・デザイン 株式会社 様
- アプリケーション
- 導入サービス
- Enour AI ChatSupport AWS
- 課題
- 業務効率化
- 業種
- 情報
- 従業員規模
- 501名~1,000名
『Enour AI ChatSupport』支社管理部門の
業務効率を改善、次は全社展開へ
システムズ・デザインは、2022年に『Enour AI ChatSupport』をオプテージから導入しました。大阪支社では管理課が1人体制で、約130人の社員から寄せられる総務、経理、人事関連の問い合わせに対応。そのため作業効率の向上による業務負荷の軽減と、問い合わせに対する回答の質の向上などが目的です。オプテージが用意したQ&Aテンプレートを活用して2カ月のテスト期間を経て本格稼働へと展開し、その利便性などを確認して次は本社での導入準備も進められています。
課題 | 導入サービス | 導入効果 | |
---|---|---|---|
管理部門における |
Enour AI ChatSuppor |
大阪支社での成果に基づき |
導入レポート
約130人の支社従業員にスタッフ1人で対応
本社の管理部門にはスタッフがそれなりにいるものの、支社となると大幅に規模が縮小される。よくあるパターンはシステムズ・デザイン株式会社でも同様で「実質的に私1人で、大阪支社に所属するスタッフ全員からの問い合わせに対応していました」と、管理課の山本真梨子氏は以前の状況を説明します。
件数そのものは、1日平均で10件ほどとそれほど多くはありません。とはいえ日々こなすべき業務だけでも7時間半は必要、となれば問い合わせ対応のために残業となるケースもしばしばでした。対応に時間のかかる理由を山本氏は「質問内容が労務・人事・経理と多岐にわたるために、すべてに即答するのは難しく、自分なりに調べて回答する場合もあったからです」と、語ります。
調べ物のために対応に時間がかかる
山本氏への問い合わせは、メールや口頭で入ってきます。基本的にそれほど突飛な質問は来ないものの、正確を期すためにはひと通り調べてから回答する必要があります。
「たとえば健康保険の申請などの問い合わせは何度も来ますが、年度代わりに伴って、微妙に手続きの変更されているケースがあるのです。変更のあるなしを確認するためにも特定の行政サイトを調べに行く必要があります。これら法的手続きの絡む質問には、どうしても慎重な応対が求められます」と、山本氏は振り返ります。
一連の状況を大阪支社の管理課長である香取亮平氏は「問題は大阪支社だけに留まりません。管理本部全体として問い合わせに対するレスポンスや回答の質、作業効率などの改善が必要で、私としては管理業務のDX推進を課題として強く認識していました。ちょうどそのタイミングでオプテージさんと出会い、改善策を相談したのです」と、振り返ります。
テンプレートに従って迅速に回答集を作成
オプテージが提案した『Enour AI ChatSupport』を香取氏は「まさに求めていたソリューションでした」と評価して導入を即決しました。
評価した第1のポイントはQ&Aのテンプレート集です。以前から問い合わせ対応へのシステム導入を検討していたものの、Q&A作成の面倒さとそれがもたらす担当者への負荷を考えると、今ひとつ踏み切れなかったのです。
「Q&A作成については、オプテージさんが用意してくれたテンプレートに基づいて回答だけを作成していきました。そのため作業にはそれほど時間を取られませんでした。100件ほどのQ&Aを用意できた段階で、2カ月ほどかけて運用テストを実施しています。この期間中は週イチでオプテージさんとミーティングを行い、細部の質問に対しても的確に答えてもらえました。この親身で丁寧な対応がなければ、テストにはもっと時間がかかったのではないでしょうか」と、山本氏は評価します。
ログチェックでブラッシュアップ、本社での展開へ
『Enour AI ChatSupport』によるサービスは「あいーにゃ」ちゃんと名づけられました。これまでのように問い合わせて来た社員に山本氏は「次からは、まずあいーにゃちゃんに聞いてくださいね」と、対応します。
一方でサービス利用者のログをきめ細かく解析し、現時点で答えきれていない回答や、さらに予想される質問などを追加して利便性を高めていきました。また山本氏自らも「問い合わせ対応時には、まずあいーにゃちゃんに尋ねて時間短縮につながっています」と、使い勝手を評価します。現時点でのQ&Aは200を超え、社員からは「使いやすくて便利ですね」との声も寄せられています。
「本社の総務、経理、人事にも話を通して、すでに追加の回答は用意できています。回答内容については大阪版と東京版を切り分けました。上層部の了承も得ているので、あとは全社展開のアナウンスをするだけの状況まで来ています」と、香取氏は今後の展開を語ってくれました。
お客さまの声
業務領域を拡大してQ&Aを更に拡充していくことが課題
管理本部全体の課題としてDX推進は、以前から認識していました。大阪支社では山本さんが、問い合わせに1人で対応していて、その大変さを目の当たりにもしていました。そんな状況だったのでオプテージさんから『Enour AI ChatSupport』を提案してもらったときには、まさに「これだ!」と思ったのです。実際に導入する際にはQ&Aテンプレートの便利さを痛感しました。次のステップは情報システムなど「あいーにゃ」が対応できる業務領域を拡大し、Q&Aを更に拡充していくことですね。その際のサポートもオプテージさんには大きく期待しています。
大阪支社 ITソリューション部長 兼 管理課長香取 亮平氏
ネットワーク構成
[事業内容] 総合情報サービス企業として、企業向け情報システムの企画、開発から運用までをサポートするSI(システム・インテグレーション)サービスと、業務のアウトソーシングを行うBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)サービスを提供。顧客は製造、物流、流通、医療、文教、金融、通信、官公庁など多岐にわたっています。
サービス名、会社名等は、各社の商標または登録商標です。 掲載内容は2024年3月時点のものです。
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