モバイルパソコン選びのポイント。購入時、ここにご注意!

モバイルパソコン選びのポイント。購入時、ここにご注意!
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令和時代、最初に使うモバイルパソコンは!?

日進月歩の勢いで進化するITの世界。もうこれ以上、進化する必要があるのか?などと思わなくもないのですが、それでも進化していくのが、この世界なのです。今、業務でもプライベートでも、私たちにとってすっかり身近な存在となった「モバイルパソコン」も、その例から漏れることはありません。私たちがすぐ気付く部分、全く気付かない部分で、少しずつ着実に進化を繰り返しているのです。

さて5月から時代は「令和」に代わったのですから、モバイルパソコンも新しいものに変えてみるのもいいのではないでしょうか。そうなると気になるのが、「どの機種を選べばよいのか?」ということ。

「令和時代」最初となるモバイルパソコン選びの基本の基本を、ここでご紹介していきましょう。

新しい時代「令和」、モバイルパソコンも変えてみませんか?

モバイルパソコンの選択肢としては、「2 in 1 PC」もアリ!

ひと口に「モバイルパソコン」と言っても、大きく分ければ2タイプに分かれます。ひとつは、通常の「クラムシェル型」と呼ばれる、本体があって、それを開けると液晶画面とキーボードが出てくる、おそらく「モバイルパソコン」というと、みなさんが真っ先に思い浮かべるものだと思います。つまり、モバイルパソコンとして極めてオーソドックスなタイプでもあると言えるでしょう。

もうひとつが、「2 in 1 PC」といわれるタイプで、「モバイルパソコン」としても使え「タブレット」としても使える、要するに「1台2役(2 in 1)」のタイプです。この「2 in 1 PC」はさらに2つのタイプに分けられます。①液晶画面の部分を回転させたりスライドさせて、キーボード部分を覆いタブレットのように使用する「コンバーチブル型」。②液晶画面を本体から取り離し、その部分だけをタブレットとして使う「セパレート型」の2つです。
またタブレットにキーボードとドックなどを接続し、モバイルパソコン、ノートパソコンのように使用するタイプもあります。

「モバイルパソコン」と「2 in 1 PC」のどちらを選ぶかについては、以前の記事『SIM内蔵「2in1タブレットPC」と「ノートPC」、どちらを選ぶか?』で取り上げていますので、併せてご覧ください。

「2 in 1 PC」も魅力的なツールではあるのですが、今回は「クラムシェル型」に絞って、選び方のポイントをご紹介しましょう。

自分に合ったモバイルパソコンを検討するポイント

「自分には、どんなモバイルパソコンが適しているのか」を検討するには、おおよそ以下の5点を基準に考えると良いでしょう。

①液晶画面のサイズ

モバイルパソコンの場合、サイズは11~14型まであります。モバイルとしての基準のサイズは、13.3型といわれています。パワーポイントでのスライドや資料作成、エクセル入力、サイトのブラウジングといった作業には画面サイズが大きい方が適していますので、そのような業務が多い方は14型を。常に持ち歩き、ファイルの確認やメールを受送信する用途が中心なら、12型あたりがおすすめです。
当然ですがコンパクトさは画面の大きさに左右されるので、自分の用途、好みで選ぶ必要があります。

②軽さとバッテリー持続時間

「モバイルパソコン」が「モバイル」と呼ばれる所以は、「モビリティ」にあるのですから、軽ければ軽い方がよいともいえます。ただ、軽くするためには犠牲にしなければならない機能があります。
その最大の被害者はバッテリーだといえるでしょう。軽さとバッテリー持続時間は、トレードオフの関係にあると考えてください。
「とにかく軽いのがいい」のか、「充電なしでもバリバリ仕事したい」のか、あるいはその中間なのか?自分の使い方をよく考え、決める必要があるでしょう。ただ現在のパソコンでは、バッテリー駆動時間は長くて20時間超、短いものでも4時間程度です。もちろん使用状況によって変わりますが、何時間か得意先に行く時に持ち歩く程度でしたら、バッテリー駆動時間にあまり深刻に悩む必要はないかもしれません。

③スペック
パソコンやITに詳しい人ならともかく、CPUやメモリ、ストレージのサイズ、拡張性など、どの程度のものが必要か、判断するのはなかなか難しいですね。今春のモデルを見ると、以下のスペックが標準的ではないかと考えます。

●CPU:Intel Core i5

Core iシリーズには7も9もありますが、通常の使用では5でも必要十分かと思います。

●メモリ:8GB

メモリというのは、いわば「作業する机の広さ」と考えると分かりやすいです。上記の8GBは、モバイルパソコンとしての役割を考えると、最低限のことができるサイズだと考えます。しかし、動画を編集したり、画像を加工するなどの作業を行うのであれば16GBまで考えておいた方がよいでしょう。

●ストレージ:256GB SSD

「SSD」とは、「ソリッドステートドライブ」の略で、従来の回転するディスク型記憶媒体にデータを書き込んでいくHDD(ハードディスクドライブ)とは異なり、メモリと同様、チップにデータを書き込む記憶媒体(ストレージ)です。HDDは読み書きする際、ヘッドがディスク上を移動しますが、SSDにはそれがないため、起動する時間などが短くなるというメリットがあります。先々のことを考え、ストレージはSSDにしておくのがよいでしょう。

当たり前ですが、スペックが上がると価格も上がります。予算もしっかり決めておきましょう。

④LTE対応

得意先回りなどで頻繁に外出する方に人気なのが、LTE対応機種。Wi-Fiルータなどを使わずに、パソコンへSIMカードを装着してLTE回線で通信することができます。Wi-Fiルータを利用する場合に面倒に感じる、ルータの持ち運びや接続のたびにいちいち操作する、といった作業が不要です。
ただ、現在使っているWi-Fiルータを引き続き使用する予定があれば、LTE対応は必須ではないでしょう。

⑤ポート数

モバイルパソコンで、どこまで拡張性を求めるかは、なかなか判断の難しいところですが、購入を検討される際に、業務上でプリンターや外部記憶装置、有線LAN、マウスなど、どれぐらいの機器と接続しているのかをしっかりと把握しておくようにしましょう。

以上、機種選びの5つのポイントをご紹介しました。新しい機器を検討する際には、現在お使いのモバイルパソコンの利用実態をきちんと把握し、今、何が足りないか、これからどう使っていくのかを分析した上で、選んでいくようにしましょう。

それでは最後に、主要パソコンメーカーの主力機種を比較してみましょう。

主要8社のモバイルパソコン比較

国内外の主要パソコンメーカーの主力モバイルパソコンを比較してみたいと思います。一覧表にまとめましたので、ご覧ください。

各メーカーとも、同一シリーズの中でさまざまな機種があり、メモリなども増設できますので、一概には比較しにくいのですが、参考までに。
ちなみに赤字で書いてある箇所が、この中で最高のスペックとなっている部分です。レッツノートの液晶サイズが青文字なのは、コンパクトサイズを求める方には、小さい方がメリットとなるからです。

上記をご覧になると分かるように、各機種、長所もあり短所もあります。どれを選んでも、求める機能は十分備わっていると思います。先にも書いたとおり、まず自分がどう使うかをしっかり考えた上で、機種選びを行ってください。スペックは高いに越したことはありませんが、くれぐれも"宝の持ち腐れ"にならないように!あなたの会社にIT機器などを納入している販売店があれば、営業の方に相談するのもいいでしょう。

令和時代、仕事におけるパソコンの役割はますます高まります。どうかじっくり検討し、失敗しないモバイルパソコンを選ぶようにしてください。

◎製品名、会社名等は、各社の商標または登録商標です。

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著者 OPTAGE for Business コラム編集部

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