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光回線とは?仕組みやメリット・デメリット、選び方を解説

光回線とは、光ファイバーを利用したインターネット回線です。高速で安定した通信を実現できることから、オフィスでもよく採用される回線となっています。
本記事では、光回線の仕組みや種類からメリット・デメリット、選び方まで詳しく解説します。インターネット回線の見直しや、新拠点への導入などを検討される際に、ぜひご活用ください。

  1. 光回線とは
    1. 光回線の仕組み
    2. 光回線を使用するにはプロバイダー契約が必要
  2. 光回線の種類
  3. 光回線とその他の回線の違い
  4. 光回線のメリット
    1. 通信速度が速い
    2. 通信が安定している
    3. データ通信容量の制限がない
    4. 光電話が利用できる
  5. 光回線のデメリット
    1. 利用料金が比較的高い
    2. 導入時に開通工事が必要
    3. 外出先で使用できない
  6. 個人向けと法人向け光回線の違い
    1. 個人向け光回線
    2. オフィス向け光回線
  7. 法人向け光回線の選び方
    1. 月額料金で選ぶ
    2. 通信速度・回線の安定性で選ぶ
    3. プロバイダーのサービス内容を比較・検討する
    4. お得キャンペーンで選ぶ
  8. オフィスeo光回線の特徴
  9. まとめ

光回線とは?

光回線とは、光ファイバーを利用したインターネット通信回線のことです。光回線を理解するため、まずは光回線の基本的な仕組みについて解説します。自社へどのようなネットワークを引くべきか適切に比較・検討するためにも、しっかりと理解しておきましょう。

光回線の仕組み

光回線で利用する光ファイバーは、石英ガラスやプラスチックでできた、光を通すケーブルです。
光ファイバーは光の反射や屈折を利用してデータを送受信するため、これまで主流であった電話回線より、速い通信速度を実現します。
さらに光回線は光信号で通信するため、電磁波の影響を受けません。電磁波同士がぶつかり合うと通信の品質が低下してしまいますが、光回線はその影響を受けないためインターネット環境の安定化が図れます。

光回線を使用するにはプロバイダー契約が必要

  • プロバイダーとは、回線をインターネットにつなげる事業者のことです。正式な名称はインターネットサービスプロバイダー(Internet Service Provider)で、頭文字をとってISPとも呼ばれます。

    光回線を利用してインターネットに接続する場合には、光回線事業者とプロバイダー双方との契約が必須です。光回線事業者は通信に必要な光ファイバー網の提供までを行うため、インターネットに接続するには、インターネット上での通信に必要となるIPアドレスの発行などを担うプロバイダーとの契約が欠かせません。両者がそろってはじめて、インターネットを利用できるようになります。

  • 光回線を使用するにはプロバイダー契約が必要

光回線の種類

現在提供されている光回線は主に「フレッツ光」「光コラボレーション」「その他の光回線」の3種類に大別され、提供元の事業者によって月額料金やサービス内容などが異なります。

種類 特徴
フレッツ光 NTT東日本/NTT西日本それぞれが提供
全国で利用可能
プロバイダーの別途契約が必要
光コラボレーション NTT東日本/NTT西日本の光回線を利用し、他事業者が独自に提供
全国で利用可能
プロバイダーの別途契約が不要
その他の光回線 NTT東日本/NTT西日本以外の通信会社や地域の電力会社が提供
対応エリア内でのみの利用
事業者ごとにサービス内容は異なる

フレッツ光は、NTT東日本/NTT西日本それぞれから提供される光回線サービスです。全都道府県で整備されており、幅広い地域で利用可能ですが、別途プロバイダーとの契約が必要です。

光コラボレーションは、NTT東日本/NTT西日本の光回線を借り受ける形で、他の事業者によって独自に提供される光回線サービスです。略して「光コラボ」とも呼ばれます。フレッツ光と同様に全国で利用可能で、回線事業者とプロバイダーのセット契約となります。

上記の2つ以外にも、NTT東日本/NTT西日本以外の通信会社や、地域の電力会社から提供される回線があります。

光回線とその他の回線の違い

光回線との比較で挙げられるのは、「モバイル回線」「CATV(ケーブル回線)」「ADSL」の主に3つです。いずれもインターネット回線ではありますが、それぞれ特徴は異なります。

【モバイル回線】
工事不要で持ち運びができる無線LANのインターネット回線
モバイル回線を利用するには、モバイル通信事業者との契約とモバイルWi-Fiルータなどが必要
外出先でも利用できるものの、電波の受信状況が悪い場合は通信速度が遅くなる

【CATV(ケーブル回線)】
ケーブルテレビ事業者による同軸のケーブルを使ったインターネット回線
利用にはケーブルテレビ事業者との契約と工事が必要
地域によって加入できるサービスや事業者が限定されるケースもある

【ADSL】
Asymmetric Digital Subscriber Lineの頭文字をとったもので、電話回線を利用したインターネット回線
NTTではサービス提供の終了が決定している

光回線のメリット

光回線を導入すると、どのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは、代表的なものを4つ解説します。

通信速度が速い

光回線最大のメリットともいえるのが、通信速度の速さです。光回線がどれくらい速いのかを理解するために、本コラム執筆時点で主流となっているインターネット回線の速さを表にまとめました。

  理論値
光回線 約10Gbps
モバイル回線 約4Gbps
CATV(ケーブル回線) 約2Gbps
ADSL 約50Mbps

(注)bps=インターネットの通信速度を表す

上記は「回線の利用にあたり障害となるものがない」「接続するユーザーが少ないために回線が混雑していない」などの諸条件が整い、最高のインターネット環境が整備された場合にのみ可能な計算上の数値です。実際はこれより数値が下がるものの、電磁波の影響を受けない光回線では、他の回線よりも高速なインターネットが利用できます。
インターネット回線のなかで最も高速な光回線は、大量データの送受信や複数人でのオンライン会議などに有効です。

通信が安定している

光回線は、通信を邪魔する電気信号(ノイズ)の影響を受けない特徴があります。通信が不安定な場合、例えばオンライン会議が中断され、重要な部分を聞き逃す恐れがあります。つまり、ストレスを感じるだけに留まらず、取引先に迷惑をかけてしまうかもしれません。通信が安定した光回線は、ビジネスシーンでの利用に適しています。

データ通信容量の制限がない

データ通信容量とは、契約しているインターネット回線で送受信が可能な、データの最大量を指します。動画など大きなデータのやり取りを行うと、その容量を迅速に消費してしまう可能性があります。例えば、長時間のWeb会議を録画した動画をストリーミングする場合、数GBのデータ通信容量が必要です。
モバイル回線の契約プランでは、“1カ月◯GBまで”など通信容量の制限があるのが一般的です。一方、提供元の事業者にもよるものの、光回線は固定月額料金で通信容量の制限がないケースがほとんどで、大きなデータも安心して扱えます。

光電話が利用できる

光電話とは、光回線を利用した電話サービスのことです。通話料金が全国一律で、一般的な固定電話よりも通話料金を抑えられます。
光回線提供事業者の多くはオプションとして光電話サービスも提供しているため、光回線に加入することで、光電話サービスも併せて利用しやすくなる点も魅力です。

オプテージがご提供する「オフィスeo光電話」の詳細はこちら

光回線のデメリット

ビジネスシーンで役立つメリットの多い光回線ですが、注意点も存在します。デメリットもしっかりと把握した上で検討を進めましょう。

利用料金が比較的高い

光回線は、ほかの回線と比較して利用料金が高くなることがあります。特に、インターネットの使用頻度が少なく、高速通信をあまり必要としない人にとっては、最安の選択肢とはならないかもしれません。

導入時に開通工事が必要

光回線を導入する際には回線の開通工事が必要なため、時間と費用がかかります。工事の場所や混雑の状況などにもよるものの、提供事業者への申し込みから回線の開通までは2カ月ほどを要すると想定しておくとよいでしょう。
また、工事費用の目安は3~4万円程度ですが、工事が土日や祝日になると追加料金が発生する可能性があるため、計画的な申し込みと日程調整が重要です。

外出先で使用できない

光回線は有線の固定回線のため、回線そのものを持ち運ぶことは不可能です。LANケーブルやWi-Fiの電波が届く範囲でしか使えず、出張先や外出先でのテレワークといった用途には使用できません。
光回線を導入した際に、社外で利用したい場合にはモバイル回線、社内では光回線、と使い分ける必要があります。

法人向けと個人向け光回線の違い

光回線の契約には、法人向けと個人向けの2種類があります。それぞれの特徴を確認しながら、どのような違いがあるのかチェックしましょう。

法人向け光回線

法人契約の光回線では、標準またはオプションで固定IPアドレスの取得が可能です。IPアドレスは、インターネット上の住所のようなものです。IPアドレスを固定すると、社外から社内のネットワークに安全に接続できる環境を構築できます。
光回線を法人として利用する場合、通信の不具合が発生することは、大きな損害につながりかねません。光回線の法人契約は、セキュリティ対策やトラブル時のサポートなどが個人契約に比べて充実しているのも特徴です。
また安価なサービスの場合は、複数の企業で光回線を共用する「共有型」で提供されますが、より高品質な光回線が必要であれば、自社専用回線を使用する「専有型」という選択肢もあります。

個人向け光回線

個人向け光回線は、個人もしくは家庭向けの契約です。個人向けの光回線では固定IPアドレスの提供がないか、オプションでの選択となります。固定IPアドレスを持っていない場合は、接続のたびに自動でIPアドレスが割り当てられます。
個人向け光回線では「共有型」という回線を使用します。法人向けよりも安価な傾向にあるものの、アクセス集中時には速度が下がるのが特徴です。

用語集

法人向け光回線の選び方

ここでは、実際に法人向けの光回線を選ぶ際のポイントを紹介します。自社に合ったサービス選びの参考にしてください。

月額料金や工事費用で選ぶ

月額料金や工事費用は、光回線事業者によってさまざまです。また、同じ事業者でも、プランや特典によってコストが変動します。
光回線の契約においては、割引やキャッシュバックなどを実施している事業者も少なくありません。気になる事業者があれば、こまめに特典やキャンペーンをチェックするのがおすすめです。

通信速度・回線の安定性で選ぶ

光回線の選択において、通信速度は重要な要素です。特に、オンラインを利用した会議やスムーズなデータの送受信のために導入を検討している場合は、重視したいポイントといえます。
通信速度の低下による動画のカクツキや、オンライン会議中の音声切断を避けたい場合は、速度に加えて通信の安定性もチェックしておきましょう。
通信速度は契約するプランによっても左右されるため、高速通信を望む場合は、希望の通信速度に対応するコースがある回線事業者を選ぶのが有効です。オプテージが提供するオフィスeo光ネットは、お手頃な1ギガコースだけでなく、多人数でのスムーズなオンライン会議にも適した10ギガコースも用意して幅広いニーズにお応えします。

プロバイダーのサービス内容を比較・検討する

光回線のプロバイダーによってもサービス内容が異なるため、回線とプロバイダーを個別に契約する場合には、プロバイダー間での比較も行うとよいでしょう。例えば、光回線の提供と一緒に、メールアドレスやセキュリティソフト、IP電話などの提供を行っているプロバイダーもあります。
これまで光回線を利用するときには、回線とプロバイダーのそれぞれと契約するのが一般的でしたが、最近主流になっているのは、回線契約とプロバイダーの契約を1本にまとめられる一体型です。

一体型は、大きく2つの種類に分けられます。一つは、NTT東日本・西日本が提供する光回線「フレッツ光」の通信網を卸し受けた事業者が、回線とプロバイダサービスを一括提供する「光コラボレーション(光コラボ)」。もう一つは、NTT東日本・西日本の未稼動回線や、自社独自の回線網を活用する事業者が、回線とプロバイダサービスの一括提供を行うタイプです。
オフィスeo光ネットは、関西エリアで一体型の独自回線サービスを提供しています。ぜひ、選択肢の一つとしてご検討ください。

光回線のインターネットサービス「オフィスeo光ネット」の特徴

オフィスeo光ネットでは、関西の法人さま向けに光ファイバーネットワークとインターネットプロバイダーサービスをセットで提供しています。申込から工事、保守まで、安心のワンストップサービスです。
最大概ね10Gbpsのサービスがプロバイダー料込みで月額9,800円~(税抜)、固定IPアドレス付きでも月額11,900円~(税抜)と驚きの低価格を実現するだけでなく、セキュリティ対策サービスも充実しています。加えて24時間365日の障害受付・故障修理サービスもオプション提供しており、万一の時でも安心です。

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まとめ

光ファイバーを利用し、安定した高速通信を実現する光回線は、オフィスのインターネット環境の構築におすすめの回線です。導入には工事が必要ですが、回線事業者によるキャンペーンや特典などもチェックしながら計画的に検討を進めることで、コストを抑えて高品質な通信環境を手に入れることができます。

光回線の導入をご検討中の方は、ぜひ、オフィスeo光ネットをチェックしてみてください。

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