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【法人向け】プロバイダー(ISP)とは?回線事業者との違いや一体型のメリットをわかりやすく解説

【法人向け】プロバイダー(ISP)とは?回線事業者との違いや一体型のメリットをわかりやすく解説

インターネットを利用するには、回線事業者とプロバイダーの両方と契約が必要なケースが多いです。ただし、両方をまとめて契約できる「プロバイダー一体型サービス」を選べば、手続きの手間やコストを抑えられる可能性があります。

本記事では、プロバイダーの基礎知識や回線事業者との違いを詳しく解説します。プロバイダーを選ぶ際のポイントも紹介しますので、インターネット回線の構築や見直しを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

  1. プロバイダー(ISP)とは?
    1. プロバイダーと回線事業者の違い
    2. プロバイダーの主な役割
  2. プロバイダー一体型サービスとは?
  3. 法人向けと個人向けのプロバイダーの違い
  4. プロバイダーを選ぶ際のポイント
    1. 利用したい光回線に対応しているか
    2. 費用は適切か
    3. 必要なオプションが用意されているか
    4. 契約プランが自社に合っているか
  5. 通信回線とプロバイダーの一体型サービス「オフィスeo光ネット」がおすすめ
  6. プロバイダーに関するよくある質問
    1. 現在契約中のプロバイダーや契約内容を確認するには?
    2. プロバイダーを新規契約・変更時には工事が必要?
  7. まとめ

プロバイダー(ISP)とは?

プロバイダー(ISP:Internet Service Provider)とは、光回線などの通信回線を通じて利用者をインターネットに接続する事業者のことです。契約者にインターネット上の住所となるIPアドレスを割り当て、インターネットへのアクセスを可能にします。

「IPアドレス」の詳しい解説をみる

用語集

プロバイダーと回線事業者の違い

  • インターネットを利用するためには、回線事業者とプロバイダーの両方と契約する場合が多いです。

    回線事業者は、インターネット接続に必要な物理的な通信回線を提供する事業者です。具体的には、光ファイバーケーブルをオフィスや自宅に引き込み、ONU(回線終端装置)を設置します。

    一方、プロバイダーは、回線事業者によって敷設された通信回線と、インターネット網を接続するサービスを提供している事業者です。プロバイダーは、局内での作業を伴う場合もありますが、現地での工事は不要で、Web上で契約するだけで接続が完了するケースが多いです。

  • 【図解】プロバイダーと回線事業者の違い

プロバイダーの主な役割

プロバイダーの主な役割は、通信回線とインターネット網をつなぐための接続サービスを提供することです。物理的な光ファイバーケーブルがオフィスに引き込まれていても、プロバイダー契約をしなければインターネットに接続することができません。

プロバイダーは、接続サービスだけでなく、ユーザーがインターネットを安全かつ快適に利用するための以下のようなサービスも提供しています。

サービス名 内容
IPアドレスの割り当て インターネット上の住所(IPアドレス)を割り当てることで、各機器がインターネットに接続できるようにする
電子メールアドレスの発行 プロバイダーが提供するドメインのメールアドレスを発行する
セキュリティ対策の提供 迷惑メールフィルターやウイルススキャンなどを通じて、インターネット利用時の安全を確保する

プロバイダーは、単にインターネットに接続するだけでなく、IPアドレスの割り当てやセキュリティ対策、メールサービスの提供などの役割を担っています。プロバイダーのなかには、メールやWebサイトの運用を支援するホスティングサービスを併せて提供しているところもあります。

業務に合わせたメール環境を整えたい場合は、以下の詳細も参考にしてみてください。

「メールドメイン取得」の詳しい解説をみる

こうした付帯サービスとあわせて、セキュリティ対策の内容も確認しておきたいポイントです。特に法人では、扱う情報量や重要度が高いため、どのようなセキュリティサービスが利用できるかを把握しておくことが重要です。

関西の法人向けにおすすめなのが、オフィスeo光が提供する「クライアントセキュリティサービス(ESET)」「SDネットワークサービス」です。

クライアントセキュリティサービス(ESET)は、新種のウイルス検出を中心とした多層防御機能により、パソコンやスマートフォンをサイバー攻撃から保護します。1台用は月180円(税抜)、5台用は月500円(税抜)と、安価に導入できます。
より高度なセキュリティ対策をお考えの場合は、社内に専用BOXを設置することで、不正アクセスやサイバー攻撃への対策ができるSDネットワークサービスもおすすめです。

「クライアントセキュリティサービス(ESET)」の詳細はこちら 「SDネットワークサービス」の
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プロバイダー一体型サービスとは?

従来、回線事業者とプロバイダーは別々に契約するケースが主流でした。しかし現在では、両方の機能を合わせて提供している「プロバイダー一体型サービス」も広く提供されています。

一体型サービスでは、回線とプロバイダーをそれぞれ契約する必要がなく、契約窓口・支払い・問い合わせ先を一本化できるのがメリットです。

一体型サービスには、主に次の2つのタイプがあります。

光コラボレーション型:NTT東日本・NTT西日本が提供する光回線を借り、各事業者が独自のプロバイダーサービスや特典を組み合わせて提供する形式
自社独自回線型:自社で光回線とプロバイダー機能を一括提供する形式

後者の「自社独自回線型」は、通信インフラとプロバイダー機能が統合されているため、導入や運用の手間を抑えつつ、安定した通信環境を構築できるのが特徴です。法人の業務環境において、高い信頼性と運用効率を両立したい場合に特におすすめの仕組みです。

「回線・プロバイダー一体型」インターネットとは?|資料ダウンロード

法人向けと個人向けのプロバイダーの違い

法人向けと個人向けプロバイダーには、以下のような違いがあります。

項目 法人向けプロバイダー 個人向けプロバイダー
通信環境 安定した速度で提供できる帯域確保型などの提供がある ベストエフォート型のため、利用が集中すると速度低下・通信遅延が発生しやすくなる
サービス内容 固定IPアドレスや高度なセキュリティサービス、クラウドサービスを提供している場合が多い メールアドレスや基本的なセキュリティサービスを提供している
サポート体制 24時間365日対応のサポート専用窓口がある場合がある 一般的な利用者サポートが中心
支払い方法 請求書払いや銀行振込に対応している クレジットカードや個人口座振替に限定されることが多い

法人向けプロバイダーは、回線トラブルや障害の際にも業務が止まらないよう、サポート体制を整えている場合が多いです。プロバイダーを選ぶ際は、自社の規模や業務内容に合ったサービスとサポートが受けられるかを確認し、総合的に比較検討することが重要です。

信頼性やサポート体制が充実しているプロバイダーを選べば、万が一のトラブル発生時にも安心して事業を継続できます。

プロバイダーを選ぶ際のポイント

プロバイダーを選ぶ際は、以下のポイントを押さえて、自社に合ったサービスを見極めることをおすすめします。

利用したい光回線に対応しているか
費用は適切か
必要なオプションが用意されているか
契約プランが自社に合っているか

利用したい光回線に対応しているか

プロバイダーを選ぶときは、利用する光回線事業者にプロバイダーが対応しているかを確認しましょう。

対応状況は、プロバイダーの公式サイトの対応回線一覧や、サービス紹介ページで確認できます。

プロバイダーは、大手から小規模な事業者まで数多くの選択肢があるため、各社を比較したうえで自社にあったサービスを見つけることが大切です。

費用は適切か

費用は、プロバイダーを比較検討するうえで重要な要素のひとつです。プロバイダー契約にかかる費用は、初期費用と月額費用に分けられます。

一般的な初期費用の内訳は事務手数料や工事費用などで、プロバイダー利用料・オプションサービス利用料・通信機器のレンタル料などは、月額費用として請求されるケースが多く見られます。

また、プロバイダーによっては、キャッシュバックキャンペーンや割引特典が用意されている場合があります。特典には実施期間が設けられていることが多いため、契約候補が絞れてきた段階で、こまめに公式サイトをチェックすることをおすすめします。

初期費用と月額費用の双方を踏まえ、自社にとって適切な総コストになるかどうかを確認しましょう。

必要なオプションが用意されているか

プロバイダーを選ぶときは価格や通信環境に加えて、どのようなオプションが提供されているのかを確認しましょう。

法人向けプロバイダーでは、固定IPアドレスの取得やVPN構築支援、高度なセキュリティ対策(UTMやファイアウォール)が提供されている場合があります。自社でセキュリティ対策を実施するのが難しい場合は、プロバイダーのオプションサービスを活用できないかを確認してみましょう。

契約プランが自社に合っているか

プロバイダーの契約プランは2年・3年といった期間を設定しているケースが一般的で、多くは契約の自動更新が設定されています。解約する場合は、違約金や解約手数料が発生することがあるため、更新月・解約条件・手数料の有無は契約前に必ず確認してください。

また、オフィス移転時に現在の光回線・プロバイダーを継続利用できるかも重要です。

移転先が提供エリア外の場合は乗り換えが必要となり、結果として解約手数料等が発生する場合があります。今後、移転する可能性がある場合は、契約前に提供エリアや契約条件を確認することをおすすめします。

通信回線とプロバイダーの一体型サービス「オフィスeo光ネット」がおすすめ

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法人向けインターネット回線の管理コスト削減や通信の安定性を両立させるには、プロバイダー一体型サービスがおすすめです。オプテージが提供する「オフィスeo光ネット」は、関西の法人向けに13,000社以上の導入実績を誇ります。

光回線とプロバイダーをセットで提供する「オフィスeo光ネット」は、高品質・低価格のサービスです。求められる通信環境にあわせて1Gと10Gから選択でき、固定IPアドレスが付いているプランも提供しています。

初期費用無料や、プロバイダー料込みで10G月額2,900円(税抜)で最大12カ月使えるキャンペーンも実施中です(2025年11月現在)。関西エリアに拠点をお持ちで、高品質かつ低価格なインターネットをお探しであれば「オフィスeo光ネット」をぜひご検討ください。

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プロバイダーに関するよくある質問

ここでは、プロバイダー契約に関してよくある質問に回答していきます。

現在契約中のプロバイダーや契約内容を確認するには?

プロバイダーの契約内容は、契約書や請求書のほか、お知らせメールやマイページなどで確認ができます。Wi-Fiルータなどのレンタル機器がある場合は、機器に貼付してあるラベルにプロバイダー名が記載されていることがあるため、チェックしてみましょう。

プロバイダーを新規契約・変更時には工事が必要?

プロバイダーのみを変更する場合は、特別な工事は必要ありません。ただし、プロバイダーと回線事業者の両方を変更するときは、新たな通信回線の引き込み工事が必要になるケースがあります。

年末から多くの企業で新年度の準備が始まる3月までは、通常期よりも時間がかかることがあるので、可能な限り早いタイミングから準備を始めるようにしましょう。

まとめ

インターネットを利用するには、光回線を提供する回線事業者とインターネット接続を担うプロバイダーの双方と契約するケースが多いです。通常はそれぞれ個別に契約することもありますが、「プロバイダー一体型サービス」を選べば、契約や支払い、問い合わせ窓口を一本化でき、手続きや運用の負担を抑えられます。

関西圏で通信回線とプロバイダーをセット契約できる事業者をお探しなら、「オフィスeo光ネット」をぜひご検討ください。申込みから工事、保守までワンストップサービスでご提供いたします。

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