
双方向番号ポータビリティとは?メリットや手続きの流れを解説
- 公開日:2025年8月22日
双方向番号ポータビリティとは、固定電話番号を変えずに他の通信事業者へ乗り換えできる新しい制度です。2025年1月の受付開始以降、従来では制限されていた電話番号の引き継ぎが大きく緩和され、多くの通信事業者間で現在の電話番号をそのまま利用できるようになりました。
これまで番号が変わることを理由に通信サービスの見直しを諦めていた企業も、番号を維持したまま通信事業者を変更できます。ただし、対象となる番号の種類や利用できないケースなど、事前に把握しておくべき注意点もあります。
本記事では、双方向番号ポータビリティの基礎知識から利用時のメリット、利用できないケース、具体的な手続き方法までわかりやすく解説します。電話番号を変えずに通信環境を最適化したい方は、ぜひ参考にしてください。
- 双方向番号ポータビリティとは
- 双方向番号ポータビリティ対象の番号
- 対応する光回線
- 提供する通信事業者
- 双方向番号ポータビリティのメリット
- 番号変更による取引や連絡の混乱を防げる
- 通信費の見直しがしやすい
- 双方向番号ポータビリティが利用できないケース
- 異なる市外局番エリア間での移行
- 050番号などのIP電話番号
- 地域のシステム上の制約
- 双方向番号ポータビリティの手続きの流れ
- 1. 移行先の通信事業者に申し込む
- 2. 手続きや注意点を確認する
- 3. 移行する日時を決定する
- 4. 回線を切り替える
- 双方向番号ポータビリティを利用するならオフィスeo光電話がおすすめ
- まとめ
双方向番号ポータビリティとは
双方向番号ポータビリティとは、2025年1月から受付開始された、固定電話番号を変えずに通信事業者を自由に切り替えられる新しい制度です。なお、通信事業者を切り替える際に同じ電話番号を継続して利用できるサービスを「番号ポータビリティ」と呼びます。
従来の番号移行サービスでは、NTT東日本・西日本が発番した固定電話番号のみが番号ポータビリティの対象でした。他の通信事業社で取得した固定電話番号は移行できず、NTT東西以外の通信事業者から別の通信事業者へ変更する際には番号を継続できないという制約がありました。
双方向番号ポータビリティの導入により、これまでできなかった他社からNTT東日本・西日本への移行や、異なる通信会社同士での移行も可能になりました。その結果、従来は番号変更を理由に通信事業者の切り替えを断念していた企業でも、料金やサービス内容を基準に、自由に通信事業者を選択できるようになっています。
双方向番号ポータビリティ対象の番号
双方向番号ポータビリティの対象となるのは、「0AB-J番号」と呼ばれる市外局番を含む固定電話番号です。
「0AB-J番号」とは、「03-xxxx-xxxx」「06-xxxx-xxxx」といった「市外局番+市内局番+加入者番号」で構成される一般的な固定電話番号です。
用語集
対応する光回線
双方向番号ポータビリティに対応する光回線は以下の3種類です。
回線種別 | 特徴 |
---|---|
フレッツ光 | NTT東日本/NTT西日本が提供 全国で利用可能 |
光コラボレーション | NTT東日本/NTT西日本の光回線を利用し、他の事業者が独自サービスとセットで提供 全国で利用可能 |
その他の回線 | NTT東日本/NTT西日本以外の通信会社や、地域の電力会社系のグループ企業が提供 対応エリア内でのみ利用可能 |
それぞれの光回線には、提供エリアやサービス内容、料金などに違いがあるため、ご自身の利用地域やニーズに合ったサービスを選択しましょう。
◎「光回線」の詳しい解説はこちら
提供する通信事業者
双方向番号ポータビリティを提供する通信事業者の数は18社です。詳細は、詳細は、以下のプレスリリースをご参照ください。
固定電話サービス提供事業者間における双方向番号ポータビリティの開始について
双方向番号ポータビリティのメリット
双方向番号ポータビリティの最大のメリットは、現在利用している固定電話番号を変えずに、他の通信事業者のサービスへ移行できる点です。具体的には次の2つのメリットがあります。
番号変更による取引や連絡の混乱を防げる
連絡先として使用している固定電話番号をそのまま利用できるため、顧客や取引先との連絡が途切れる心配がありません。特に、固定電話を主要な窓口として利用している場合には、番号変更に伴う取引や連絡の混乱を防ぐことができます。
また、名刺やWebサイト、各種広告媒体、システム設定の修正、関係先への通知といった手間やコストも削減できます。さらに、クラウドPBXなど新しい通信サービスへの切り替えや、在宅勤務・複数拠点間の内線システム導入も、現行の業務フローや社内外の連絡先情報を変えることなくスムーズに進められます。
通信費の見直しがしやすい
双方向番号ポータビリティにより、通信費の見直しや削減がしやすくなりました。これまで電話番号が変わることを懸念して、より安価なサービスへの乗り換えをためらっていた企業でも、料金やサービス内容を基準に自由に通信事業者を選べるようになります。
その結果、通信事業者間の競争も活発化し、利用者にとって魅力的なプランや新しいサービスが増えています。
双方向番号ポータビリティが利用できないケース
メリットのある双方向番号ポータビリティですが、全てのケースで利用できるわけではありません。導入を検討する際は、対象外となる番号や地域など、いくつかの注意点を事前に確認しておきましょう。
異なる市外局番エリア間での移行
双方向番号ポータビリティは、同一地域コード(市外局番)内での通信事業者変更に限られます。例えば、東京の「03」から大阪の「06」など、異なる地域コードをまたぐ番号移行はできません。
固定電話番号は地域別に管理されているため、オフィス移転や拠点変更で市外局番エリアが変わる際は、新たに電話番号を取得する必要があります。
050番号などのIP電話番号
双方向番号ポータビリティは、市外局番を含む0AB-J形式の固定電話番号のみが対象です。050番号は、インターネット回線を使ったIP電話専用の番号で、市外局番による地域の区分がありません。
そのため、地域ごとに管理されている固定電話番号とは仕組みが異なり、ポータビリティ制度の適用対象外となっています。
地域のシステム上の制約
一部地域では、通信インフラの技術的な制限により、双方向番号ポータビリティが利用できない場合があります。
例えば、アナログ回線やISDN回線など古い設備を使っている通信事業者の場合、番号移行サービスに対応していないことがあります。導入を検討する際は、事前に利用できるかどうか各通信事業者に確認しましょう。
双方向番号ポータビリティの手続きの流れ
双方向番号ポータビリティを利用する際の手続きの流れを解説します。
1. 移行先の通信事業者に申し込む
まず、移行先の通信事業者に申し込みます。申し込む際には、現在契約している通信事業者名、契約者名義、設置住所、利用中のサービス内容、継続希望の固定電話番号など、詳細な情報の提出が必要です。申請後、移行先の通信事業者が移行の可否を確認します。なお、技術的な制約などにより、移行できない場合もあります。
移行元の通信事業者への解約連絡は、利用者が行う必要はありません。ただし、インターネット回線やオプションサービスなどの関連契約については、別途解約手続きが必要な場合があります。また、移行元の通信事業者の契約内容によっては、解約時に違約金が発生することもあるため、事前に確認しておくとよいでしょう。
2. 手続きや注意点を確認する
移行手続きを始める前に、必要な手続きや注意点を確認しておきましょう。特に以下の点に注意が必要です。
手続きや工事に想定より時間がかかる場合がある
工事費や事務手数料など別途費用が発生することがある
通信事業者ごとにサービス内容が異なるため、移行前に利用していたサービスが継続利用できなくなる場合がある
3. 移行する日時を決定する
申し込みから数日後、移行先の通信事業者から番号移行の可否について通知があります。番号移行が可能な場合は、担当者と相談して移行する日時を決めます。
通信事業者の変更には必ず回線の開通工事が必要となり、現地調査や設置作業に1時間から1日以上かかることがあります。工事の日程は、業務への影響を考慮して余裕をもって計画しましょう。
4. 回線を切り替える
事前に調整した予定日時に、現在使用している電話番号を維持したまま通信回線の移行作業が行われます。回線の切り替え作業は移行先と移行元の両通信事業者が連携して実施し、工事の種類によっては立ち合いが必要な場合があります。
作業の完了後、移行先の通信事業者から切り替え完了の連絡があります。
双方向番号ポータビリティを利用するならオフィスeo光電話がおすすめ
オプテージの「オフィスeo光電話」は、双方向番号ポータビリティに対応した関西の法人さま向けIP電話サービスです。「06(大阪)」「075(京都)」など、現在ご利用中の固定電話番号をそのままご利用いただけます。
光回線サービス「オフィスeo光ネット」に月額1,700円(税抜)~を追加することで、4チャンネルの光電話サービスがご利用可能です。オフィスeo光電話は、基本料無料でオプテージのIP通話同士なら通話料0円のため、通信費の見直しにも最適です。
まとめ
双方向番号ポータビリティとは、固定電話番号を変えずに他の通信事業者へ乗り換えできる新しい制度です。これまで番号が変わることを理由に通信サービスの見直しをためらっていた企業も、従来の番号をそのまま使いながら料金やサービス内容を基準に通信事業者を選べるようになりました。関西エリアで双方向番号ポータビリティ対応の光電話サービスをお探しの法人さまは、オプテージの「オフィスeo光電話」がおすすめです。通信費やサービス内容の見直しをご検討中の方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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◎製品名、会社名等は、各社の商標または登録商標です。
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